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中上貴晶、復帰後初の予選は21番手も、3グリッド降格「ラップタイムはトップ10にどんどん近づいている」

MotoGP最終戦バレンシアGPの予選で、LCRホンダの中上貴晶は21番手タイムを記録。復帰後初戦ながら、上位とのペースを着実に縮めつつある。

Takaaki Nakagami, LCR Honda, Jorge Martin, Pramac Racing

写真:: MotoGP

 LCRホンダの中上貴晶は、MotoGP最終戦バレンシアGPの予選で21番手タイムを記録。ただ、FP3でホルヘ・マルティン(プラマック)の走行を妨害したとしてグリッド降格ペナルティを受け、日曜日の決勝レースを24番グリッドからスタートすることになった。

 アラゴンGPで右手を負傷したことにより、タイGPからの3レースを欠場していた中上は、最終戦バレンシアGPで復帰。初日は22番手のタイムを記録し、土曜日のFP3では19番手、予選にはQ1から出走し21番手タイムを記録した。Q2進出は叶わなかったが、徐々にポジションを上げている印象だ。

 ただFP2では進路妨害があったとして3グリッド降格ペナルティを科され、決勝レースは24番グリッドからスタートすることになった。

「セッションが進むたびに良くなり、自分のスピードに合わせることができました。自分のライディングも良くなっており、今日の進歩には、とても満足しています」

 中上はチームのプレスリリースにそうコメントを寄せた。

「ラップタイムはトップ10にどんどん近づいています。予選では、あとコンマ数秒タイムを縮めたいと思っていました。でも予選のラップとレースペースでは、なにもかも状況が変わります」

 中上は日曜日に、復帰後初めてレースに挑むことになる。身体的にも厳しいレースとなるが、最後までプッシュしていくと意気込みを語った。

「明日のレースは27周です。とても長く厳しいレースになりますが、ベストを尽くします。今シーズン最後のラウンドなので、チームのためにもベストを尽くします」

「チームは今週末すばらしい仕事をしてくれました。最後までプッシュします。高いポジションでフィニッシュできることを願っています」

 
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