結果出せなければラストシーズン? 「ここに留まるためには好結果が必要」中上貴晶、キャリア分け目の2023年に挑む
LCRホンダの中上貴晶は、2023年シーズンは自身のキャリアにとって重要な1年だと認めており、表彰台などの結果が求められると語った。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
MotoGPの最高峰クラスに参戦する唯一の日本人ライダーである中上貴晶。彼は2023年もLCRホンダから継続参戦するが、今後もMotoGPに参戦するためには表彰台を獲得するというシンプルな結果が必要だと語った。
中上は2018年にMotoGPクラスへ昇格し、これまでLCRホンダで継続して戦ってきた。2020年には日本人として16年ぶりのポールポジションを獲得しているが、まだ表彰台獲得などの結果は示せていない。
そんな中上は昨年、MotoGPでのシートを失うのではないかとも見られていた。Moto2クラスに参戦するホンダ育成の小椋藍が好結果を示しており、タイトル争いにも参加する活躍を見せたことから、彼が後任として2023年にMotoGPクラスへ昇格すると言われていたのだ。
ただ小椋がMoto2残留の意思を見せたこともあり、中上は2023年の契約延長を締結。しかし背後に期待の若手が迫っていることには変わりないため、中上が来季以降のシートを確保するためには今年こそ好結果を出すことが必要とされる状況にある。
実際に中上自身も最近MotoGP公式サイトが公開したインタビュー動画の中で、今年かかるプレッシャーを認めており、表彰台をはじめコンスタントに上位を争って行く必要があると語っている。
「毎年、そのプレッシャーを感じています。ですが今年、2023年について言うと、僕にとって最も重要なシーズンになってくると思います」
「若く才能あるライダーが育って来ていますし、ご存知のように日本人ライダーの小椋がとても成長しています。彼はMoto2でたくさんのレースを勝って、表彰台を獲得していますからね」
「ですから、僕がこのチームに留まりたいと思うなら、良い結果が必要です。とてもシンプルな話です」
「当然、少なくとも表彰台へ上がることです。競争力を発揮してトップ5、トップ6となることが求められますし、チャンスのあるときに表彰台を獲得することを期待しています」
中上はセパンテスト、ポルティマオテストではそれほど目立つタイムは記録していなかったが、内容には満足していると語っていた。彼が開幕戦でどんな走りを見せるのかに注目だ。
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