「人生で一番幸せだったかも」ビニャーレス、アプリリアMotoGPテストに大満足
マーベリック・ビニャーレスはアプリリア加入後、ミサノで初めてのテストを行なった。テスト後、彼はMotoGPバイクを走らせることの幸せを感じたと語った。
写真:: Aprilia Racing
2021年8月、マーベリック・ビニャーレスはチームとの関係悪化の末にヤマハとの契約が即時終了となった。彼は2022年に向けてアプリリアへ移籍し、8月末には早くもミサノでRS-GPのテストを行なったが、MotoGPマシンを走らせることの喜びを改めて感じたという。
ビニャーレスはサマーブレイク明けの第10戦スティリアGPで、マシンに故意にダメージを与えようとしていたとして、ヤマハ側から続くオーストリアGPの出場停止処分が決定。後にビニャーレスは謝罪したが、彼らの関係は修復されず、2021年末まで続くはずだったヤマハとの関係は、第12戦イギリスGPを前に即時解除となった。
ただビニャーレスは来季に向けてアプリリアと契約を締結。イギリスGP終了後にミサノ・サーキットで2日間のテストに参加し、アプリリアのMotoGPマシンを走らせた。なおビニャーレスは第13戦アラゴンGPでのデビューが決まっている。
「恐らく僕の人生で、これ以上幸福な時はなかった。というのも(ヤマハでの)5年間は浮き沈みがあり、訳の分からないことも多かったからだ」
テスト後には非常にポジティブなコメントも出していたビニャーレスに、ミサノテストが今年のMotoGPで最も幸せだったのか? と、motorsport.comは尋ねてみると、彼はそう答えた。
Maverick Vinales, Aprilia Racing Team Gresini
Photo by: Aprilia Racing
「アプリリアに移籍してすぐに、ポテンシャルや、僕がここで何ができるのかを理解できて良かった。それに早く乗れるのも素晴らしい。6レースを走るチャンスがあるんだ」
「5日間のプレシーズンテストをするよりも(レースを走るほうが)ずっと良い。そしてアレイシ(エスパルガロ/チームメイト)と2022年のバイクをしっかり準備していきたい。それが僕にとってとても重要なことだ」
ビニャーレスはこれほど早くに、アプリリアでテストやレース出場が実現するとは思っていなかったと認めている。さらにスズキとヤマハ時代に乗り慣れてきた並列4気筒エンジンから、アプリリアのV型4気筒エンジンへの乗り換えがスムーズに進んでいることにも驚いたという。
「正直、11月のテストでバイクに乗るまでは、家で過ごすことになると予想していた」
「だけど(ヤマハからの)離脱があって、アプリリアが僕にこの機会を提供してくれた」
「僕をハッピーにさせてくれているのは、懸命に働いてくれている全てのスタッフ達なんだ。彼らの熱意は本当に凄い」
「(イギリスGPで)表彰台獲得もあった。チームへ参加し、彼らにフィードバックをするのには最適な時期だ」
「アレイシと(ロレンソ)サヴァドーリは素晴らしい仕事をしてくれていた。彼らはとても速く、バイクはうまく機能している」
「それで、僕も(テストでは)驚きが合った。バイクへの適応がかなり早かったからだ」
「基本的に僕が変えなくちゃいけないのはブレーキングの方法だ。そこは少し違う」
「これは多大な学習プロセスなんだ。アプリリアのマシンでできるブレーキングは、(ヤマハと)完全に異なっている」
「だから周回を重ねて行くことが必要だろう。アレイシはとてもハードなブレーキングの使い手だから、僕も彼がどうやってあのブレーキングをしているかを学ぶ必要がある。でも、自信はあるよ」
Be part of Motorsport community
Join the conversationShare Or Save This Story
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。
Top Comments