デンマークF4|14歳のJuju、第2戦は失格となるも第3戦では9台抜きの3位
デンマークF4で鮮烈なデビューウィンを飾ったJujuは、第2戦、第3戦でも周囲を驚かせるようなパフォーマンスを披露した。
写真:: Niklas ajgaard/Boxengasse.dk.
今年からデンマークF4に参戦している14歳の日本人女性ドライバーのJuju(野田樹潤)は、第2戦で使用タイヤの違反があり失格となってしまうも、第3戦では9台を追い抜く活躍を見せ、3位を獲得した。
前日の第1戦では、4輪公式レースデビュー戦でありながら、ポールポジションからスタートし、見事に優勝を飾る快挙を成し遂げた。
現地時間の21日(日)に行なわれた第2戦では、上位8台が第1戦の結果のリバースグリッドとなったため、Jujuは8番手からスタート。途中アクシデントによりセーフティカーが入る混乱もあったが、Jujuは着実に順位を上げ3位でチェッカーを受けた。しかし、第2戦で使用したタイヤの1本が登録していなかったものだったことがレース後の車検で判明し、残念ながら失格という裁定を受けた。
その数時間後に行なわれた第3戦では12番手からのスタート。ここでもアクシデントが発生しレース前半はセーフティカー先導状態となった。残り8分程度のところでレースが再開されると、Jujuは一気にペースを上げ前のマシンを次々とオーバーテイク。3位まで順位を上げてフィニッシュした。
記念すべきヨーロッパでの第1大会を終えたJujuはプレスリリースで「レースはとてもエンジョイできましたし、何よりも20日のデビュー戦のポール・トゥ・ウィンの達成と、日本ではできなかったバトルを展開して、沢山の車両を抜く事ができたのがとても楽しく、自信につながりました。今は清々しい気持ち。精一杯、力を出し切れました」と語った。
今回はF4とF5の混走ということで、追い抜いたマシンの中にはカテゴリーの異なる車両もいたのだが、それでもJujuは少ない周回数で大きくポジションを上げた走りをみせた。彼女の父であり、チーム監督である野田英樹氏も「今回は何もかもが初めてで、手さぐりの中でのレースでした。そんな中で、メカニックは完璧な仕事をしてくれました。それにしてもJujuは、日本では常にトップを独走するレースしかしてこなかったのに、どこであんなオーバーテイクのテクニックを身につけてたのか驚くばかりでした」と、Jujuが繰り広げたレース中のパフォーマンスに驚きを見せているほどだった。
次回は9月11日~12日に第2大会が開催される。舞台は事前のテストでもコースレコードを塗り替えるパフォーマンスをみせたパドボーグパークだ。
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