スーパーフォーミュラ 第5戦:SUGO

スタート直後に接触、2台同時ピットも右リヤに履いたのは大湯のタイヤ……山本尚貴「予選で失敗したツケが回ってきた」

スーパーフォーミュラ第5戦では、予選で速さを見せながらも決勝レースで歯車が噛み合わなかった山本尚貴。「予選で失敗したツケが回ってきた」とレースを総括した。

戎井健一郎

公開日時: 2022/06/21 4:01

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Naoki Yamamoto, TCS NAKAJIMA RACING

 スポーツランドSUGOで行なわれたスーパーフォーミュラ第5戦。TCS NAKAJIMA RACINGの山本尚貴は12位で、今季4度目のノーポイントに終わった。

 そんな山本だが、第5戦はレースウィークの初日から光明を見出していた。予選Q1ではトップタイムをマーク。Q2ではS字でタイムロスがあり12番手に終わってしまったものの、ウエット絡みのコンディションでフロントロウを獲得した昨年の第6戦もてぎを除けば、移籍後最高とも言える高いパフォーマンスを示した。

 ただ迎えた決勝レースは、中団での戦いを強いられたこともあってか、流れが彼に味方しなかった。スタート直後の1コーナーでは山下健太(KONDO RACING)と接触。山本には車両へのダメージもペナルティなどもなかったが、山下はスピンアウトしてリタイアに終わったため「いずれにせよ彼のレースを潰してしまったので、申し訳無かった」と振り返る。

「スタートは良かったです」

「山下選手のすぐ後ろに迫ってイン側に飛び込んだのですが、追い抜ける程の距離感ではなかったので、減速してそのままターンインしていったんです」

「ペナルティは出なかったにしろ、接触したことは事実なので、彼のところに言葉を交わしにいきました。彼もミラーで僕がいたことは確認していたみたいですが、大丈夫だろうと思って切り込んだら僕と当たってしまった、ということです」

 その後、レース序盤に2度に渡ってセーフティカーが出動したが、2度目のセーフティカーラン中にピットウインドウオープンを迎えたため、そのタイミングで多くのマシンがピットに入った。NAKAJIMA RACINGも、5番グリッドから順位を上げ3番手を走る大湯都史樹と9番手の山本を同時にピットに呼び込む、いわゆる「Wピット作戦」を選んだ。大湯のタイヤ交換作業は完璧に遂行され、野尻智紀(TEAM MUGEN)を逆転することに成功したが、その後山本のターンでミスが起こってしまう。

「タイヤ交換で失敗がありました」と山本。

「大湯選手が最初のスティントで付けていた右リヤタイヤを間違って付けてしまって、もう1回入ってタイヤを交換することになりました」

 2周連続のピットインで最後尾まで落ちてしまった山本。抜きにくいSUGOでなんとかポジションを上げ最終的に12位でフィニッシュしたが「もう少し前の方でレースができていれば展開も変わっていたと思います。今回は予選で失敗したツケが回ってきてしまったので、次はしっかりと予選が戦えるように頑張りたいです」と総括した。

 苦戦が続いているNAKAJIMA RACINGは今回、これまでにないようなセットアップを試したことで予選パフォーマンスが向上した。これについて山本は「決勝に関しては継続して安定したペースで走れていないので、その原因を探らないといけない」としながらも、少なくとも予選で改善を見せられたことはポジティブに捉えている。

「結果だけ見ればうまくいかないレースでしたし、うまくまとめられませんでしたが、ようやく予選で前に行けるようになりました。セットアップも初めて採用したものだったので手探りでしたが、状況を整理してここから調子が上向くように頑張ります」

 

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