スーパーGT富士テストは2日目も強い雨。午前セッションはブリヂストン勢が上位独占、トップは36号車au TOM'S
スーパーGT富士テストは2日目も強い雨に見舞われている。そんな中午前のセッションが行なわれ、ブリヂストン勢が上位独占。36号車au TOM'Sがトップタイムを記録した。
写真:: Masahide Kamio
富士スピードウェイで行なわれているスーパーGTの公式テスト。2日目午前のセッション3は、36号車au TOM'S GR Supraがトップタイムだった。
2日間を通して雨予報となっていた今回の富士テストは、予報通り2日目も雨の中スタートした。10時にセッション3がスタートした頃はかなり雨脚が強く、各車とも慎重にコースへ出ていった。なお、前日にクラッシュし車両にダメージを負ったHOPPY team TSUCHIYAは不参加となった。
セッション開始30分を経過したタイミングでのトップは36号車au TOM'Sで1分43秒339。GT300クラスは約半数がコースインせずに状況を見守った。
セッションを折り返しても状況は大きく変化しなかったが、開始1時間半を迎えようかというタイミングでベストタイム更新が相次いだ。トップの座も何度か入れ替わったが、36号車au TOM'Sが1分41秒161で引き続きトップにつけた。とはいえ、これは初日午前に記録されたトップタイムよりもコンマ6秒ほど遅い。
#36 au TOM'S GR Supra
Photo by: Masahide Kamio
その後はさらに雨脚が強まっていき、スピンする車両や1コーナーをオーバーシュートする車両が多く見られた。しかし赤旗が出されることはなく、11時45分にチェッカーが振られた。
GT500の上位はブリヂストンタイヤユーザーが独占。今回のテストで持ち込んでいる新しいトレッドパターンは、フルウエットでも機能しているようだ。一方他のメーカーは下位に沈み、特に初日セミウエット路面で速さを見せていたヨコハマ勢は、2台(19号車WedsSport ADVAN GR Supra、24号車リアライズコーポレーション ADVAN Z)が揃ってトップから10秒以上遅いタイムとなった。
GT300クラスは最終的に17台のみがタイムを計測するにとどまった。トップタイムは2号車muta Racing GR86 GTの1分50秒762で、2〜4番手にもブリヂストンユーザーが顔を揃えた。
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