ホンダのGT500メンバーから外れた小暮卓史、気になる今季の去就は?
ホンダのスーパーGT(GT500クラス)のメンバーから外れることになった小暮卓史。今後の去就について注目が集まっている。
写真:: Masahide Kamio
東京オートサロン2019の会場で発表されたホンダの2019年スーパーGT参戦体制。そこで長年にわたってホンダ勢の一員として活躍してきた小暮卓史が、GT500のメンバーから外れることが明らかとなった。
小暮は2003年にNAKAJIMA RACINGからGT500にデビュー。この年は序盤のみの参戦だったが、1年のブランクを経て2005年からフル参戦を開始。2010年にはロイック・デュバルとのコンビでシリーズチャンピオンを獲得するなど、合計15シーズンで9勝を挙げる活躍を見せた。
しかし、先日の体制発表ではGT500クラスに小暮の名前はなく、昨年まで所属していたKEIHIN REAL RACINGは塚越広大とベルトラン・バケットのコンビで戦うことが発表された。
小暮がGT500のラインアップから外れたことに対して、ホンダの山本雅史モータースポーツ部長は「いやぁ、すいません……」と苦笑い。小暮をGT500のメンバーから外すことに対しては、苦渋の決断だったようだ。
「彼は昨年の開幕戦でも勝ってくれているし、ホンダへの貢献度も非常に高いドライバーで本当にありがたいです。本当に長い間がんばってくれました」
「しかし、僕としても……各チームともがシリーズタイトルに少しでも近づける体制を作りたいということで、このような体制になりました。彼とも十分に話をして、(現在も)良い関係ではいます」
気になる小暮の今季の去就についてだが、GT300クラスを含めホンダのマシンを使うチームでスーパーGTへ参戦する可能性はなさそうだ。
同じ日にホンダNSX GT3を使うチームのドライバーラインアップも発表されたが、34号車のModulo Drago CORSEは道上龍/大津弘樹、55号車のARTAは高木真一/福住仁嶺、18号車のUPGARAGEは小林崇志/松浦孝亮のコンビとなった。
また昨年はCarGuy RacingがNSX GT3でスーパーGTに参戦していたが、彼らは今年ブランパンGTアジアなど海外のレースを中心に戦っていく模様。今季のGT300クラスへの参戦は検討中とのことだが、その可能性は少ないようだ。
一部では小暮がWTCRに参戦するのではないかという噂も流れているが、今年の彼の動向に関しては全く情報が入ってきておらず、今後の動向に注目が集まっている。
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