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復活のバニャイヤ「去年の強さが戻ってきた」打撲右肩の痛み乗り越える完勝ぶり

ドゥカティのフランチェスコ・バニャイヤはMotoGP第6戦スペインGPで今シーズン初勝利を達成。完勝と言えるレースぶりだったが、開始前には右肩の状態が非常に心配だったという。

Francesco Bagnaia, Ducati Team

写真:: Gold and Goose / Motorsport Images

 MotoGP第6戦スペインGPは、ドゥカティのフランチェスコ・バニャイヤがポールトゥウィン。完勝といえる力強い走りだったが、彼は右肩の状況をかなり心配していたようだ。

 今回のスペインGPで、バニャイヤはレコードタイムを更新する速さでポールポジションを獲得。決勝レースはホールショットを奪うと、後方から迫るファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)を抑え続け、一度も先頭を譲ること無く勝利した。

 ただ、レース後に彼が話したところによると、決勝日朝のウォームアップセッションで、前戦ポルトガルGPで転倒した際に痛めていた右肩に痛みが出てきたことで、懸念を抱いていたのだという。

「レースについてはかなり心配だった。というのも今朝のウォームアップでは鎮痛剤無しでかなり苦しかったからなんだ」と、バニャイヤは肩の状況について語った。

「でも、クリニカ・モバイルはいつもの様に良いアイテムがあって、それが助けになってくれた」

「レースの終盤は大変だった。右コーナーが多いからね」

「(バックストレートエンドの)ターン6もマシンを減速させるのが凄く大変だった。誰かが僕の肩に”圧”を加えているようで、痛かったんだ」

 バニャイヤは2022年シーズン序盤戦は、厳しい戦いが続いてきた。ドゥカティとしても最新型のドゥカティ・デスモセディチGPで勝利するのは今回が初めてだ。

 GP22に対して、バニャイヤは以前のようにフロントエンドに自信を持てていないと語っていたが、強さを見せていた昨年のGP21にあったフィーリングを取り戻し始めたのだと語っている。

「テスト中はもっと楽観的だったんだけどね。でも開幕すると、実際にはちょっと違っていて、苦戦する形で始まってしまった」

 バニャイヤは2022年型のマシンについてそう語る。

「でもこのマシンを僕に適応させようとするのを止めて、バイクは変えずにライディングすることにしたのは、良かったと思うんだ」

「確かに、このバイクは異なるライディングスタイルが必要だった。でも今、僕はよりコーナーを速く走れるんだ」

「スタイルはちょっと異なっている。でも最終的には去年のような強さが戻ってきたと思う。これからもこうした走りを続けていき、ポイントを失わないようにと思っている」

 
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