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近隣でテロ発生のF1サウジ、イベント続行は「安全が保証されている」ため。F1CEOは当局信頼

F1のステファノ・ドメニカリCEOは、近隣施設が武装勢力による襲撃を受ける中でF1サウジアラビアGP開催を決めた事は、責任者側から施設の安全性を保証されている点に基づいていると語った。

Mohammed bin Sulayem, President, FIA, Stefano Domenicali, CEO, Formula 1, hold a Press Conference to confirm that the event will proceed as planned in the wake of a missile attack on Jeddah

写真:: Carl Bingham / Motorsport Images

 F1は3月25日から第2戦サウジアラビアGPを開催。しかし近隣の石油精製施設で爆発が発生する事態となり、スケジュールには一部乱れが生じた。

 この爆発に関しては、イエメン北部を拠点とするイスラム教シーア派の一派の武装組織「フーシ派」が、サーキット付近のアラムコの石油精製所を攻撃したと主張している。F1グランプリも攻撃の対象になるのではないかという、潜在的なリスクについて、パドックでも不安が持ち上がった。

 F1側は地元当局との会合を開き、当該施設で何が発生しているかを把握するとともに、サーキットの安全対策についてより理解を深めようとした。

 そしてFP2を前に、F1はステファノ・ドメニカリCEOや各チーム代表、ドライバーらと話し合いを行ない、セッションはディレイがあったものの実施。その後夜には、FIAのモハメド・ベン・スレイエム会長も加わったミーティングで、状況について説明が行なわれた。

 40分間にわたる会合の結果、F1がジェッダの安全性について保証されていることに基づき、各チームはグランプリの続行で合意した。

 会合後、メディアの取材に答えたドメニカリCEOは、F1が安全を重要視していることを明確にし、会場周辺の保護について保証されたということを明らかにした。

Smoke in the sky of Jeddah

Smoke in the sky of Jeddah

Photo by: Motorsport Images

「状況に関係なく安全が最優先であり、保証されなければならない。我々は国から、それを完全に保証された」

「地元関係者も家族と共にここへ訪れている。実際、ここや街、我々の向かう場所を保護するためのすべてのシステムが整っている」

「だから我々は自信を持っているし、地元当局を信頼しなければならない。だからもちろん、このイベントは続行する」

 なおスレイエム会長は首謀者と目されるフーシ派は、民間人をターゲットにしていないため、イベントが攻撃されるリスクは最小限だとも語っている。

「セキュリティーの責任者と話し合いを行ない、チーム代表とドライバー達との話し合いも行なった」と、スレイエム会長は話している。

「彼らは何を標的にしているんだ? そう、彼らはインフラを標的にしていて、民間人やこのトラックを標的にはしていない」

「もちろん、我々は彼らから事実を確認し、この場所が安全であり、レースを続けられるという保証をもらっている」

「彼らの家族も皆、ここにいる。我々は前を向いているし、何も起こらないという保証がある」

 その後、チーム代表側はイベントの続行決定というF1の決断を支持すると表明。ただドライバーについては、全員が納得しているわけではないとも示唆した。

 メルセデスのトト・ウルフ代表は次のように語っている。

「良いミーティングだった。ドライバー達はこれからドライバーズミーティングで話していくし、我々チーム代表達は、ここが守られていると確信している。現時点でおそらく、サウジアラビアで居ることのできる最も安全な場所だ。それがレースを行なっている理由だ」

 またイベントの続行に対する支持が全会一致だったのかを問われたウルフ代表は「チーム代表間では、イエスだ」と答えた。

 さらにレッドブルのクリスチャン・ホーナー代表も、次のように語った。

「スポーツは一丸となって立ち上がるべきだと思う。どのようなテロリズムも容認できないし、スポーツをそういった立場や状況で脅すべきではない。受け入れられないことだ」

「ステファノ、そしてFIA会長はこの件に対処しており、主催者から保証を受けている。我々はレースを行なうつもりだ」

 
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