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レースレポート

レッドブル1-2! フェルスタッペンが困難跳ね除け3連勝。ルクレールに悲劇……角田裕毅10位|F1第6戦スペインGP

F1第6戦スペインGPの決勝レースが行なわれ、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が優勝。角田裕毅(アルファタウリ)は10位入賞を果たした。

Max Verstappen, Red Bull Racing, 1st position, celebrates on arrival in Parc Ferme

写真:: Zak Mauger / Motorsport Images

 F1第6戦スペインGPの決勝レースが行なわれ、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が優勝を飾った。 

 F1の2022年シーズンは第6戦を迎え、舞台はスペイン・バルセロナ近郊にあるカタルニア・サーキットだ。例年同様に今年もカタルニアではプレシーズンテストが行なわれており、各チームが多くのデータを持っている。

 フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)とカルロス・サインツJr.(フェラーリ)のホームグランプリということもあり、超満員のF1ファンたちがサーキットを埋め尽くした。彼らの熱気と比例するように、決勝レースを前に気温も上がり、気温36度、路面温度49度と前戦マイアミGPと同様にマシンとタイヤ、そしてドライバーにとっても厳しいコンディションとなった。 

 スタートタイヤでは、6番手のルイス・ハミルトン(メルセデス)だけが唯一ミディアムタイヤを選択し、その他のドライバーはソフトタイヤを履いた。 

 熱視線がコース上に向けられる中、全車がグリッドに整列。5つのレッドシグナルが消え、66周の決勝レースが幕を開けた。 

 ルクレールはホールショットを決め、2番手にはフェルスタッペン、3番手にはサインツJr.を抜いたジョージ・ラッセル(メルセデス)が浮上した。一方でハミルトンはターン3でアウト側を周ったケビン・マグヌッセン(ハース)と接触。タイヤがダメージを負ったことでピットインを余儀なくされた。

 首位ルクレールはDRSの使用が解禁されるまでに2番手フェルスタッペンに1秒程度のギャップを作り、トップ2台が3番手ラッセル以下後続を引き離した。一方、スタートで順位を下げていたサインツJr.は7周目のターン4でスピン。グラベルに飛び出し大きく順位を下げたが、母国ファンの前でのクラッシュアウトは避けられた。 

 その2周後には、2番手走行中のフェルスタッペンが同じくターン4でリヤを流し、グラベルへ。どうやらここターン4では時折突風が吹いているようだった。ペレスの後ろ4番手にまでフェルスタッペンは後退。ただペレスは前を行くラッセルを抜きあぐねており、レッドブルは順位を入れ替え、フェルスタッペンが2番手ラッセルに迫ることとなった。 

 上位陣ではまずラッセルとフェルスタッペンが13周目終わりにピットイン。ふたりは新品のミディアムタイヤに履き替えた。しかしフェルスタッペンには、予選Q3と同様に決勝レースでもDRSフラップが正常に開かないというトラブルが発生。 周回によってDRSが開いたり開かなかったりと、ラッセルを抜ききれないフェルスタッペンは「DRSすらマトモに動かせないのかよ!」と怒りを無線でぶつけた。 

 ペレスは17周目終わりにピットインしフェルスタッペンの後ろで合流。これでルクレールは独走状態となり、2番手ラッセルに30秒もの差をつけていた。そのルクレールは21周目終わりまでソフトタイヤで引っ張り、2番手ラッセルの前でコースに戻った。 

 しかし27周目、首位を独走するルクレールを悲劇が襲う。マシンのパワーが突如落ち、スローダウン。そのまま力なくガレージに戻った。ルクレールのリタイアにより、フェルスタッペンから激しく攻め立てられながらも順位を守り続けてきたラッセルがトップに浮上した。 

 ラッセルを攻略できないフェルスタッペンは2度目のピットインを行ない、中古のソフトタイヤにチェンジ。首位のラッセルに対して、今度はペレスが攻撃を開始した。 

 DRSが正常に機能しているペレスは、31周目のターン1でアウトから労せず抜き去りトップに浮上した。4番手でコースに戻っていたフェルスタッペンは、先行するバルテリ・ボッタス(アルファロメオ)をターン12でパスし、10秒前方のラッセルを追った。 

 ラッセルはフェルスタッペンが後方に近づいてきた36周目終わりに2度目のピットイン。ラッセルに合わせて首位ペレスも新品のミディアムタイヤに切り替えた。 

 フェルスタッペンも44周目の終わりまでソフトタイヤで走り、新品のミディアムタイヤにチェンジ。ラッセルの前2番手でコース復帰を果たした。 

 圧倒的にペースの速いフェルスタッペンは、48周目の終わりにはペレスに対して1秒差にまで近づいた。チーム側から順位を明け渡すよう指示されていたペレスは、ターン4を前にフェルスタッペンを先行させた。 

 これによりフェルスタッペンがトップ、ペレスが2番手、ラッセルが3番手というトップ3。その後ろには序盤後方に沈んでいたサインツJr.とハミルトンがポジションを回復し、ふたりは59周目に周回数を重ねたタイヤを履くボッタスを揃ってオーバーテイクした。

 ハミルトンは更に翌周のターン1でアウトからサインツJr.を抜き去ったが、メルセデスのマシンにはレース最終盤にオーバーヒートが発生……ペースが落ちたハミルトンは、サインツJr.に順位を返上する形となった。 

 一方、トップ3は変わらずそのままチェッカー。フェルスタッペンはDRSのトラブルも乗り越え、3連勝を達成した。

 ペレスが2位でチェッカーを受けたことで、レッドブルはワンツーフィニッシュ。しかもペレスは、ファステストラップポイントの1点ももぎ取った。ただ順位をフェルスタッペンに明け渡すよう指示されたためか、ペレスの表情は曇りがちだった。 

 3位にはラッセル。メルセデスが持ち込んだアップデートの効果を、表彰台という目に見えた結果で証明した。そしてまたしてもハミルトンの前でのフィニッシュを果たした。フェラーリのサインツJr.が5位だった。

 6位にはボッタス。多くのドライバーが3ストップ戦略を選択する中、2ストップ戦略でビッグポイントをチームに持ち帰ったが、レース中には「この戦略は失敗だったかもしれないね」と、無線で不満を語るシーンもあった。

 7位にエステバン・オコン、ランド・ノリス(マクラーレン)を挟んで9位にフェルナンド・アロンソとアルピーヌがダブル入賞を達成。アロンソはパワーユニット交換のグリッド降格ペナルティにより、最後尾からのスタートだった。 

 10位にはアルファタウリの角田裕毅。前戦マイアミGPでは苦戦したタイヤマネージメントも、スペインでは殊勝な手堅さを披露。13番手スタートから入賞まで漕ぎ着けた。 

 
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順位 ドライバー 周回数 タイム 前車との差 平均速度 ポイント
1 Netherlands マックス フェルスタッペン 66 -       25
2 Mexico セルジオ ペレス 66 13.072 13.072 13.072   19
3 United Kingdom ジョージ ラッセル 66 32.927 32.927 19.855   15
4 Spain カルロス サインツ Jr. 66 45.208 45.208 12.281   12
5 United Kingdom ルイス ハミルトン 66 54.534 54.534 9.326   10
6 Finland バルテリ ボッタス 66 59.976 59.976 5.442   8
7 France エステバン オコン 66 1'15.397 1'15.397 15.421   6
8 United Kingdom ランド ノリス 66 1'23.235 1'23.235 7.838   4
9 Spain フェルナンド アロンソ 65 1 lap       2
10 Japan 角田 裕毅 65 1 lap       1

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