ラリージャパンでWRCデビューのコバライネン。ヨーロッパでのラリー出場を視野にアブダビからお引っ越し?
ラリージャパンで総合10位となったヘイキ・コバライネンは、拠点を故郷のフィンランドに移し、ヨーロッパのラリーに参戦することを目指している。
写真:: McKlein / Motorsport Images
元F1ドライバーのヘイキ・コバライネンは、来季はヨーロッパでのラリー参戦を視野に入れているようだ。
スーパーGTでの活動を2021年限りで終了したコバライネン。今季は全日本ラリーのJN1クラスをシュコダ・ファビアR5で戦い、チャンピオンに輝いた。
WRCの最終戦ラリージャパンにも参戦したコバライネンは、WRC2クラスで4位に入り、ポイントを獲得。サバイバルラリーを生き残り、総合でも10位に入っている。
ライバルたちと比べ、ラリーでの経験が少ないこともあって、彼は計4日間のイベントを無事に終えられたことを、大きな成果だと感じている。
フィンランドで育ち、幼少期からラリーに親しんできたコバライネンは、ラリージャパンを振り返り、ラリーにおける自分の視野を広げたいと語った。
「僕はラリードライバーとして比較的新人の部類に入るので、結果よりもイベントを走り切ることが重要だと思っていた」
「日本でラリーを走った事はあるけど、このラリーを乗り切るためにレッキ(下見)をして、ペースノートを作って、そして雨になった日曜日のステージも戦い切れた。それ自体が成果だと思う」
「あまり大きな期待をせずにここに来たけど、予想以上にうまくいったし、とても楽しめた。今後も色々やりたいと思っている」
Heikki Kovalainen, Sae Kitagawa, Fabia Evo Rally2
Photo by: Red Bull Content Pool
また、将来的にまたWRCにエントリーしたいかを問われたコバライネンは、日本以外のWRCに参戦する準備ができているかは分からないとしながらも、参戦の可能性は否定しなかった。
8年間住んだアブダビから、母国フィンランドに移住する準備を進めているというコバライネン。彼は次のように述べた。
「もっと(ラリーを)やりたいけど、WRCのイベントはちょっと大変だから、微妙なところだね」
「今回なんとか走り切れたけど、それは多くのステージで知っている部分があったし、ホームアドバンテージのようなものがあったからでもあると思う」
「他の場所でやるのは厳しいかもしれないけど、ヨーロッパ(のラリー)に出るのも面白いだろうし、フィンランドとか、自分がやりたいと思うものに出てみるのもいいね」
「そういうパッケージが見つかれば、という感じかな」
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