2021年フォーミュラ・リージョナル・ジャパンが開幕。“ホームコース”岡山で片山義章が3戦3勝挙げる
2021年のフォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ・チャンピオンシップが岡山国際サーキットで開幕。片山義章が3レース全てで勝利を飾った。
写真:: FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP
2021年フォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ・チャンピオンシップ(FRJ)の開幕大会が岡山国際サーキットで行なわれ、レース1、レース2、そしてレース3を全て片山義章が制した。
FIAが定めるフォーミュラ車両規格のひとつであり、F4とF3の橋渡し的なカテゴリーに位置付けられているフォーミュラ・リージョナル。その日本選手権であるFRJは2020年に発足し、阪口晴南が圧倒的な強さで初代王者に輝いた。2シーズン目となる今季は岡山で開幕を迎え、昨年ランキング2位に終わったTOM'S YOUTHの古谷悠河をはじめ、過去最多14台がエントリーした(マスタークラス含む)。
予選は2回に渡って行なわれ、レース1のグリッドは予選1回目のベストラップ、レース2のグリッドは予選2回目のベストラップ、レース3のグリッドは予選1回目のセカンドベストラップによって決定された。上記の方式に則り、6月26日(金)に行なわれたレース1のポールポジションは塩津佑介、6月27日(土)に行なわれたレース2、レース3のポールポジションは片山となった。
レース1のスタートでは塩津がホールショットを奪ったものの、バックストレートエンドのヘアピンで片山が塩津をオーバーテイクした。片山はそこから他を寄せ付けない走りを披露。シフトダウンのトラブルもうまくケアしながら、2位古谷に14秒、3位塩津に20秒の差をつけて見事FRJデビューウインを飾った。
Race start
Photo by: FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP
レース1終了後に降った雨の影響により、翌日午前の段階ではコース上で濡れている箇所が残っていたため、レース2はセーフティカー先導で路面状況を確認した後のスタートとなった。レース展開はレース1とは打って変わり、先頭を走る片山の背後に古谷がつけてプレッシャーをかける格好に。しかし片山は首位の座を譲ることなく、2連勝を飾った。3位には三浦愛(Super License)が入り、初の表彰台を獲得した。
レース3では一転、スタートをうまく決めた塩津が片山をリードする展開に。しかし片山は塩津にプレッシャーをかけ続け、レース折り返しとなる9周目のバックストレートエンドでオーバーテイクした。レース終盤は古谷が2番手に浮上してトップに迫ったが、片山はこれを防いで3連勝。岡山国際サーキットを誰よりも知る片山が、ホームコースでのレースウィークを完璧な形で締めくくった。
Yoshiaki Katayama
Photo by: FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP
なお、今大会7名がエントリーしたマスタークラスは、レース1とレース2で田中優暉(イーグルスポーツ)が、レース3でDRAGON(B-MAX ENGINEERING)が優勝した。ランキングトップには今田信宏(B-MAX ENGINEERING)がつけている。
今季は全5大会14レースで争われる予定のFRJ。次回は8月21日、22日にスポーツランドSUGOで3レースが開催される。
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