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シーズン再開後は“超忙しい”? アルファロメオF1代表「追い上げる時間が足りない」

アルファロメオのチーム代表であるフレデリック・バスールは、F1のシーズン再開後はレースが詰め込まれることが予想されるため、アップデートの開発に使える時間は少ないだろうと予想している。

Kimi Raikkonen, Alfa Romeo Racing C39, l Max Verstappen, Red Bull Racing

写真:: Mark Sutton / Motorsport Images

 新型コロナウイルスの影響により、F1はシーズン開幕が遅れている。F1側はそうした状況の中でも年間15〜18戦を行ないたいという意向を持っているが、チームは困難な状況に直面するだろうと、アルファロメオ代表のフレデリック・バスールは考えている。

 バスール代表によると、チームはレースに出場するだけでも多くの仕事を抱えることになるため、シーズンが再開された後に他チームへ迫るための積極的なアップデートを行なうチャンスはほぼ無いだろうということだ。

「15戦といった数のレースを連続して行なわなければならない時に、最初から良いマシンを持っていたほうが良いのは確かだ」と、バスール代表はmotorsport.comに語った。

「とても難しいだろう。不可能だとは言わないが、だとしても(通常の状態なら)10ヵ月あった時よりも、リカバリーしていくのはとても難しいはずだ」

「それが現実だが、こういった時にあまり不満を言うものではない」

「F1を救うための決定だろう。我々は一蓮托生だし、重要な決定だと思う。確かにスタートさせるのが難しい場合にはこうしたマイナス面はあるだろうが、そういうものだ」

 現在、各チームは通常はサマーブレイク期間に行なわれるファクトリー閉鎖を前倒しして実施している。そしてこの閉鎖期間はレースが再開される時期が明確になるまで延長されると、F1チームは予想している。

 バスール代表はこうした閉鎖期間が終わり、スタッフが仕事に戻った後には、通常のシーズンとは異なる点に集中することになるだろうと考えている。

「ファクトリー閉鎖が終わり次第、できる限りすぐに全てのリソースを今シーズンに投入するだろう」

「15〜18戦が連続している場合、大量のストックパーツを用意するところから始める必要がある。そして我々はファクトリーへ戻ることはできないだろうから、何よりも生産により集中することになるだろう」

「それは(今までとは)少し違った活動になるだろうし、シーズン中の開発は少なくなると思う。だが我々はその他の問題に向き合わねばならないんだ」

 

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