佐々木歩夢所属のSterilgarda Husqvarna Max、予選で他チーム出走を妨害。当該スタッフに資格剥奪処分
MotoGP第15戦アラゴンGPのMoto3クラス予選では、Sterilgarda Husqvarna Maxのチームスタッフが、他チームのライダーの出走を妨害する事態が発生。該当スタッフには参加資格剥奪処罰が下されている。
9月17日に行なわれたMotoGP第15戦アラゴンGPのMoto3クラス予選で、Sterilgarda Husqvarna Maxのチームスタッフが他チームのライダーの出走に干渉するという問題行為があったことが発覚した。
問題は予選Q2で発生した。Red Bull KTM Tech3のアドリアン・フェルナンデスが出走しようとした際に、Sterilgarda Husqvarna Maxのスタッフが近寄り、ブレーキに触るという危険な手段で干渉したのだ。
この時の様子はRed Bull KTM Tech3によってSNS上で公開され、大きな波紋を呼んだ。そしてMotoGPスチュワードパネルは、該当の妨害行為を行なったスタッフ2名に、2戦の参加資格剥奪、及び2000ユーロ(約29万円)の罰金という処分を下した。
なお、参加資格剥奪処罰は第18戦オーストラリアGP、第19戦マレーシアGPで適用される。次戦日本GP、第17戦タイGPではない理由としては、入国管理及び旅行の制限があるとされた。
Sterilgarda Husqvarna Maxを率いるマックス・ビアッジはこのチームスタッフの行為に対し、Twitterで次のようにコメント。Red Bull KTM Tech3に謝罪するとともに、当該スタッフの行為が受け入れられないものだとした。
「許されない行為だ!」
「テック3レーシングチーム、そしてアドリアン・フェルナンデスに対し、公に謝罪する」
「我々の倫理規定においても正当化できない、一方的で危険な行為だ! 責任者は適切に処分されることになる」
なおSterilgarda Husqvarna Maxには日本人ライダーの佐々木歩夢が所属。アラゴンGP予選では2番手フロントロウを獲得するなど好調な走りを見せている。ライダーへの処罰はなかったものの、思いもよらない形でケチがつく結果となってしまったと言えそうだ。
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