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アルボン、躍進の裏に”お手軽”アップデート。スパのコース特性も味方した6番グリッド獲得

ウイリアムズはベルギーGPでアレクサンダー・アルボンがF1復帰以来最高のグリッドを獲得する上で、格安アップデートが役に立ったと考えている。

Alex Albon, Williams FW44, Lando Norris, McLaren MCL36

写真:: Mark Sutton / Motorsport Images

 ウイリアムズのアレクサンダー・アルボンは、F1ベルギーGPの予選Q1を6番手で終えると、Q2でも2番手となり、今季初Q3進出。最終的に9番手で予選を終えた。

 ただ今回、パワーユニット交換によるグリッド降格ペナルティが科されているドライバーが多く、アルボンは6番グリッドから決勝をスタートすることになる。

 アルボンは、レッドブル時代の2020年にオーストリアGP、トスカーナGP、トルコGP、バーレーンGPで獲得した4番グリッドがベストリザルトだが、今回の6番グリッドはトロロッソ時代、そしてウイリアムズ時代では最高の結果となった。

 ウイリアムズのパフォーマンス責任者であるデイブ・ロブソンによると、このスピードアップは今回実施した、サーキット特有の”チープ”なアップデートの効果だという。

 また、ウイリアムズは風の影響を受けやすいという特性を持っているというが、今回は風が強くなかったことも好調の要因のひとつだという。

「リヤウイングの後端をカットするという、比較的安価なアップグレードを行なったが、実際にはかなりうまくいっている」

 そうロブソンは語った。

「ドラッグ(空気抵抗)レベルに対して、非常に良いレベルの効率性を維持している」

「もうひとつは、風が強くないのでクルマの挙動が安定していて、それが役に立っている」

「ダウンフォースのレベルを下げても、その一貫性が保たれていることは有益だ。 少なくともドライバーは、各コーナーで何が起こるか大体わかっている。実効効率が良いんだ」

 アルボンはQ2およびQ3のアタックラップではミスが目立った。理想的なラップタイムなら、メルセデス勢の前に出ることも可能だったかもしれない。

 しかし、アルボンのややラフなアプローチは他車のペナルティも踏まえ、「失うものはなにもない」と考えたからこそだという。

 同様に、アルボンはQ3で他車の後ろについてスリップストリームを活用しようとはしなかった。路面コンディションの改善が止まったと確信していたウイリアムズは、タイヤの温度を管理するためにクリアな空気を確保したいと考えたのだ。

 実際、チームメイトのサポートを受けたカルロス・サインツJr.(フェラーリ)や、スリップストリームを活用しようとした他のマシンは、あまりスリップストリームを有効活用できなかった。

 さらにペナルティの対象ではないが、アルボンも今回、エンジン(ICE)やターボチャージャー、MGU-H、MGU-Kの3基目を投入している。

 好結果には様々な要因があったわけだが、アルボン自身はスパ・フランコルシャンのコース特性がマシンの弱点を覆い隠してくれたと語った。

「僕たちは、自分たちのマシンの弱点を知っているんだ」

「このコースは、他のサーキットよりもそれを隠してくれるんだ。 だから(次戦オランダGPの)ザントフールとは今週ほど笑顔にはならないだろうね」

「僕たちのマシンは低ダウンフォースを好むので、路面コンディションが良ければ、良いラップタイムを引き出せると分かっていたんだ」

 
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