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アルファロメオ、周冠宇へのペナルティに不満「今後も同じように判断されるならOKだが……」

アルファロメオのフレデリック・バスール代表は、F1サウジアラビアGPで周冠宇がFIAの新しいアプローチでペナルティを科されたことについて、一貫性に対する不満を持っている。

Guanyu Zhou, Alfa Romeo C42

写真:: Alfa Romeo

 アルファロメオは、F1第2戦サウジアラビアGPで周冠宇がペナルティを受けたことについて、FIAに一貫性を求めている。

 今年からF1レースディレクターのひとりに就任したニールス・ヴィティヒは、開幕戦バーレーンGPを前に、今後はドライバーがコースアウトしてアドバンテージを得た場合について、レースコントロールからポジション入れ替えを要求することはないとチームに伝えた。

 ただ、これはペナルティが出ないということではなく、インシデントから1周以内にチームとドライバーが独自に判断することを求めている。

 バーレーンGPでは、これに関連するインシデントは起きなかったが、サウジアラビアGPのレース序盤、周がアレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)をパスした後にコースオフしてしまったのだ。

 12番グリッドについた周は、スタート時にダニエル・リカルド(マクラーレン)と接触。アルファロメオのマシンはクラッチに問題を抱えており、これが引き金となる形でアンチストールに入ってしまった周は大きく出遅れ、最後尾まで落ちてしまった。

 その後、周は追い上げていたが、ターン1手前でアルボンをパスした直後、ターン2のイン側のランオフエリアをカットする形になってしまった。

 周はすぐにエンジニアにポジションを譲るべきかどうか無線で尋ねた。チームは映像を確認した結果、ポジションをキープすることを決めた。

 しかしその直後、タイミングスクリーンにこのインシデントが調査中であることを示すメッセージが表示され、周に対して5秒のタイム加算ペナルティが科された。

 スチュワードは、周がアルボンをパスした後「持続的なアドバンテージを得て、23号車(アルボン)の前に留まった」と指摘した。

「そして可能な限り早いタイミングでポジションを戻すことによって、そのアドバンテージが打ち消されることもなかった」

 バスールは、周にとって混乱のレースとなったサウジアラビアGPについて「スタートは良かったが、ターン1でリカルドと接触してしまった」と、motorsport.comに語った。

「そして彼はアンチストールに入り、みんなから5秒離され、20番手まで後退した。それから彼はとても強いレースをしたと思う。13番手まで戻ってきたのだから」

「アルボンに関するスチュワードの判断には納得がいかない。周はブレーキングポイントのかなり手前でアルボンをパスし、そのまま直進した。そしてアドバンテージを得ることを避けるために減速したのだ」

「周が我々に質問してきたので、ビデオで確認した。彼はアルボンを抜いて、アルボンは彼のほぼ真後ろに続いていた。だから我々は『ノーノー、フェアだよ。大丈夫』と答えたんだ」

 バスールはスチュワードの判断について「彼らの判断が一貫していて、いつもこんな感じなら、問題ないよ」と話した。

「我々は次回、彼らに”リマインド”するよ。彼はアルボンを抜いた時に(ターン2を)まっすぐ行ってしまったのではない。アルボンを抜いてから直進してしまったんだ」

 周にとって、サウジアラビアGPでの混乱はこれで終わらなかった。周がピットストップしこのペナルティを消化する際、周のマシンがジャッキアップされてしまったことで、最悪の事態に陥った。ペナルティを消化したことにならなかった上、ドライブスルーペナルティを追加で科されてしまったのだ。

 5秒のタイム加算ペナルティをピットレーンで消化する場合、ペナルティの間、チームは作業をしてはならないと規定されている。そしてマシンのジャッキアップも、この”作業”に含まれる。

 これに従わなかった車両を失格にする裁量権がスチュワードに与えられているが、周のマシンがジャッキアップされている間にチームが作業を行なわなかったことを考慮し、スチュワードは「失格はあまりにも過酷だ」と判断し、ドライブスルーペナルティを科したとしている。

 バスールはこの件について、コミュニケーションミスがあったと認めている。

「我々はミスをした。メカニックの無線に問題があって、ピットストップ中にクルマに触れてしまったからだ」

「そして、周にドライブスルーペナルティが与えられた。このような混乱があったにも関わらず、彼は11位まで挽回した。10位のルイス(ハミルトン/メルセデス)から遠く離れていたわけでもない。2台のペースにはとても満足している」

 
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