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「決断時は“賭け”だった。非現実的だ」アロンソ、アストンマーチン移籍は早くも報われた? ポテンシャルにまだまだ期待寄せる

フェルナンド・アロンソはバーレーンGP予選で5番手と好位置を確保。彼は今、昨年夏に下したアストンマーチンへの移籍の決断は『賭け』だったと振り返っている。

Fernando Alonso, Aston Martin Racing

写真:: Erik Junius

 アストンマーチンのフェルナンド・アロンソは、F1開幕戦バーレーンGPの予選で5番手と好位置を確保。彼は昨年の夏に下した自身の移籍という決断は“賭け”だったと認めているが、それが早くも報われつつある。

 アルピーヌからアストンマーチンへの移籍は、コンストラクターズランキングという観点から見れば、4位チームから7位チームへの移籍であり、アロンソの決断が良い結果につながるかどうかは未知数のモノだった。

 しかしプレシーズンテストの段階から2023年のアストンマーチンは速さを発揮。開幕戦バーレーンGPの予選ではレッドブル、フェラーリに次ぐ5番手という位置を確保するなど、かなりの好結果を出すことに成功している。

 彼は予選後、アストンマーチンへの移籍が賭けだったことを認めつつ、この状況をしっかりと受け止めていると語った。

「なんて言ったらいいか分からない。8ヵ月前、このプロジェクトはただの賭けだったんだからね」

 アロンソはそう語る。

「でも今、開幕戦に全く新しいクルマで挑む上でフェラーリやメルセデスとトップ5を争っている……まだ解き放たないといけないポテンシャルはあるけど……ちょっと非現実的だ。でも、しかっかり受け止めているよ」

 アロンソはAMR23はローンチ仕様でまだ「非常に基礎的なクルマ」にすぎないと語る。ただ、彼もマシンのポテンシャルを今後のサウジアラビア、オーストラリアといった特性の異なるコースで確認したいとは認めている。

「ジェッダ(サウジアラビア)やオーストラリアといった、かなり異なるコース(でのレース)を待つ必要があるのは確かだ。そういったコースでこのパフォーマンスをキープできるかどうかは気になるところだ」

「でもその一方で、今のマシンは基礎的なローンチ/開幕戦仕様に過ぎない。これは全く新しいコンセプトのマシンだからね」

「このプロジェクトにはまだ開発できる余地がまだまだ存在している。だから僕は楽観的に思っているんだ」

「常にもっと上を目指すというモチベーションに溢れているんだ。アストンマーチンでの未来にはまだ良い事が待っているはずだ」

 
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