人材補強進めるアストンマーチンF1、メルセデス空力チーフをヘッドハンティング
アストンマーチンは、メルセデスF1の空力チーフを務めているエリック・ブランディンを引き抜いたことを発表した。
写真:: Charles Coates / Motorsport Images
アストンマーチンは、設備投資や人材補強に積極的にリソースを投入し、F1チームを強化しているが、新たにメルセデスの空力チーフを務めているエリック・ブランディンを獲得したと発表した。
ブランディンは現在、ブラックリーにあるメルセデスのファクトリーに勤務しており、アストンマーチンのチームに合流するのは、ガーデニング休暇を終えた後、来年10月になる見込みだ。アストンマーチンで彼に与えられる新たな役割は発表されていない。
チームオーナーのローレンス・ストロールが、今後3~5年でチャンピオンを獲得するという高い目標を掲げているアストンマーチン。人材補強にも積極的で、レッドブルから空力責任者であるダン・ファロウズの他、空力デザインや製造オペレーションを担当していたアンドリュー・アレッシを獲得。アルファロメオのチーフデザイナーであるルカ・フルバットの引き抜きも行なっている。
ブランディンのヘッドハンティングもそうしたチーム強化の一環だが、アストンマーチンにパワーユニットとギヤボックスを供給しているメルセデスからキーパーソンを獲得したのは驚きだ。
2019年日本GPで表彰台に登壇したエリック・ブランディン(左から2番目)
Photo by: Andy Hone / Motorsport Images
ブランディンは、1998年にイタリアの風洞メーカーであるファンダメンタル・テクノロジーズでキャリアをスタート。2002年に空力担当としてジャガー・レーシングに加わった。
チームがレッドブルに売却される中、ブランディンはチームに2009年まで在籍。空力チームのリーダーを務め、この期間にファロウズとも仕事をした。
2010年1月からフェラーリのエアロチームリーダーを14ヵ月間務めた後、2011年5月からはメルセデスに加わり、2017年9月からは空力チーフを務めている。
アストンマーチンのオットマー・サフナウアー代表は、引き続き人材を募集していると語った。
「採用活動が停滞しているわけではない。しかし、よほど上級スタッフでない限り、全員を発表するわけではない。今年は150人以上を採用し、これからも採用を続けていく」
「4年後に世界チャンピオンになるためには、トップチームと同じレベルの人材、インフラ、ファクトリー、風洞が必要であり、我々はそのための軌道に乗っている」
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