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レースリタイアもタイトル獲得……今季F2王者ドルゴビッチ、”予想外”の展開も「この瞬間を子どもの時から夢見ていた」

F1直下のFIA F2のモンツァ戦レース1でタイトルを獲得したフェリペ・ドルゴビッチ。レースでは早々にリタイアしていたことから、そのタイミングは「予想外だった」と語った。

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 2022年シーズンのFIA F2でタイトルを獲得したMPモータースポーツのフェリペ・ドルゴビッチだが、その獲得のタイミングについては「予想外だった」と語っている。

 というのもモンツァで行なわれたレース1で12番手スタートのドルゴビッチは、オープニングラップでアマウリ・コーディール(VAR)と第2シケインの出口で接触。サスペンションの破損によりリタイアとなっていた。

 しかしドライバーズランキング首位ドルゴビッチは、69ポイント差の2番手テオ・プルシェール(ARTグランプリ)がモンツァのレース1で入賞を逃したことで、ドルゴビッチの戴冠が決定した。

 奇妙な形でのチャンピオン決定とはなったものの、ドルゴビッチはチームと「ピットウォールで祝うには良い方法だった」と語っている。

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 F2王者となったドルゴビッチは次のように語る。

「予想外の展開だった」

「テオが順位を上げていたから最初の方は少し緊張したけど、最終的に彼が順位を上げていくことはかなり難しいと分かったんだ」

「マシンに乗っている時と同じく、非現実的な感覚だ。この時を長く楽しみたいと思うよ」

 また彼は次のように続ける。

「素晴らしい気分だ。自分がチャンピオンであると実感するためには、少し時間がかかるだろうね」

「前にも言ったけど、(レースを)始めた時は常にF1を夢見ていた。ただ、カテゴリーを上がっていくと、F2チャンピオンになることがいかに難しいかということが分かる」

「夢を実現するための全てが詰まっている。F2チャンピオンになることも確実に夢に含まれるんだ」

「この瞬間を子どもの時から夢見ていたし、こうしていられるのは非現実的な感覚だよ」

Felipe Drugovich

Felipe Drugovich

Photo by: Dutch Photo Agency

 レースについては、プルシェールよりふたつ前のグリッドからのスタートということもあり「とにかく安全に走ろうとしていた」ものの、第2シケインで膨らんだコーディールに「そのまま外にはじき出された」と説明している。

「まず僕のスタートは良かったし、完全に安全策を採っていた訳ではないよ」

 そうドルゴビッチは言う。

「彼(コーディール)は僕を見ていると思っていたけど、彼は多分見てなかったのか、見てアウトに来たのか……いずれにせよ、僕は接触を避けるためにマシンの半分をコース外に出したんだ。それでも彼は追いやったんだ」

「サスペンションが壊れてしまった。少し悲しかったけど、最終的にはピットウォールから祝福される良い形になったと思うよ」

「良いモノに目を向ける必要があるし、それは別モノだ」

 
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