ホンダF1、いざ最後の戦いへ。田辺TD「予選は素晴らしい結果。決勝は悔いの残らないレースをしたい」
ホンダの田辺豊治F1テクニカルディレクターは、ホンダF1にとって最後のレースとなるF1アブダビGPの決勝に向けて、悔いの残らないレースにしたいとコメントした。
写真:: FIA Pool
F1最終戦アブダビGPの予選では、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンがポールポジションを獲得。今回がラストレースとなるホンダにとっても、タイトルがかかった決勝に向けて弾みのつく結果となった。
またアルファタウリ・ホンダに関しても、角田裕毅が今季最高のパフォーマンスを見せて8番手に入るなど、ポジティブな話題があった。ホンダの田辺豊治F1テクニカルディレクター(TD)は、プレスリリースの中で予選を次のように総括した。
「ホンダF1にとって最後の予選となったアブダビGP予選は、レッドブルのフェルスタッペン選手が今季10回目のポールポジション獲得という、すばらしい結果を得ることができました」
「フェルスタッペン選手が、いいパフォーマンスを見せたことはもちろんですが、4番手となったチームメートのペレス選手が彼にうまくトウを与え、いいチームプレーがあったことも大きかったです」
「アルファタウリの角田選手については、Q3の1回目の走行でコースからはみ出したためタイムが抹消されたことは残念でしたが、ここ7戦で6回目のQ3進出に加え、今週末はここまでのシーズンに比べても、安定感、パフォーマンスともに一段と向上が見られ、成長を感じさせてくれています」
「角田選手は、予選トップ10の中でメルセデスの2台とともにミディアムタイヤでレースをスタートしますので、そのアドバンテージを生かしてもらえればと思います」
「ガスリー選手については、2セットともにミディアムタイヤを使用してQ2突破を狙いましたが、トラフィックの影響を受けたことなどもあり、ラップをうまくまとめることができず12番手に終わりました。2台ともに速さと安定感をレースでも発揮して、レース結果に結び付けてくれることに期待したいと思います」
今季のF1は、ドライバーズタイトルを争うフェルスタッペンとルイス・ハミルトン(メルセデス)が同ポイントで最終戦を迎えるなど、歴史上でも稀に見る激戦となっている。文字通り、最終戦でより多くのポイントを稼いだ方がチャンピオン、という訳だ。(同点の場合はフェルスタッペンがチャンピオン)
そんな歴史的なレースでラストランを迎えるホンダ。田辺TDは、悔いの残らないレースで締めくくりたいと語った。
「今日は明日のレースに向けていい予選結果で終わることができましたが、チャンピオンを獲得するには明日のレースで、ライバルの前でフィニッシュしなければなりません」
「ミディアムタイヤでスタートするメルセデスの2台に対し、レッドブルの2台はソフトタイヤでのスタートとなりそれぞれ戦略が分かれることになります。PUとしても、さまざまに変化する戦況とそれに合わせたチームの戦略に、柔軟にかつ迅速に対応できるよう、さらに準備を進めていきます」
「我々にとって最後のレース、チャンピオン獲得を目指して、全力を尽くし、悔いの残らないレースで締め括りたいと思っています」
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