レースレポート
F1 マイアミGP
フェルスタッペンがルクレールとの頂上決戦制す。角田裕毅はペースに苦しみ12位|F1第5戦マイアミGP
F1第5戦マイアミGPの決勝レースが行なわれ、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が優勝。角田裕毅(アルファタウリ)は13位だった。
滑川 寛
編集: 2022/05/09 1:12
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F1第5戦マイアミGPの決勝レースが行なわれ、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)がレースを制した。
現地は日曜日を迎え、舞台となるマイアミ・インターナショナル・オートドロームには多くのVIP、そして超満員のファンが詰めかけた。
決勝日は土曜日同様に、気温32度とマイアミらしい天候。タイヤだけでなく、ドライバーにも厳しいコンディションということで、ドライバーはクーリング・ベストを着用してマシンに乗り込んだ。ただ、路面温度は予選やフリー走行時よりは低い38度。サーキット周囲には突発的に雨雲が湧き、レース中の降水確率は40%となっている。
今季は自由選択が可能になったスタートタイヤ。フロントロウのフェラーリ勢と2列目レッドブルを含め多くのマシンがミディアムタイヤを選択。12番手ジョージ・ラッセル(メルセデス)と燃料温度の問題によりピットレーンスタートを選択したアストンマーチン勢、最後尾のニコラス・ラティフィ(ウイリアムズ)とクラッシュにより予選を走れなかったエステバン・オコン(アルピーヌ)の4台がハードタイヤを選択した。
フォーメーションラップを終え、18台のマシンがグリッドロックオン。会場のボルテージが一気に上る中、シグナルブラックアウト。57周の決勝レースの幕が開けた。
ポールスタートのシャルル・ルクレール(フェラーリ)は首位を守ったものの、2番手のチームメイト、カルロス・サインツJr.はターン1でフェルスタッペンに交わされ3番手に後退。セルジオ・ペレス(レッドブル)がその後ろ4番手、バルテリ・ボッタス(アルファロメオ)が続いた。
トップのルクレールはDRSが使用可能になる3周目で、1秒以上に2番手フェルスタッペンを引き離した。付かず離れずの攻防が続いたが、8周目になるとルクレールの右フロントタイヤが厳しくなってきたか、フェルスタッペンがDRS圏内にまで迫り、翌周のターン1でイン側からオーバーテイク。抜かれたルクレールはフェルスタッペンに追いすがるも、徐々に離されていった。
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3番手サインツJr.に対しペレスが近づいたが、パワーユニットの出力が一時的に低下。4秒ほど失ってしまったが、ステアリングの操作で出力は回復し、走行を続けた。
2番手ルクレールは24周目終わりにピットイン。ハードタイヤに履き替えて4番手でコースに復帰した。フェルスタッペンは26周目までピットインを引っ張り、新品のハードタイヤでペレスの前2番手でコースに戻った。
サインツJr.とペレスもその後ピットへ飛び込んだが、フェラーリは右フロントタイヤの交換で手間取り、8秒あったペレスとの差は5秒に縮まってしまった。
ピットストップ後、フェルスタッペンとルクレールのトップ争いは、7秒前後の差でフェルスタッペンがコントロール。サインツJr.対ペレスの3番手争いも膠着状態となっていった。
すると41周目に、アロンソとの接触によりダメージを受け、コーナーを大回りしていたピエール・ガスリー(アルファタウリ)と、抜きに行ったランド・ノリス(マクラーレン)が接触。ガスリーの左フロントに、右リヤタイヤを当ててしまったノリスはスピンを喫し、コース上でマシンを止めた。その後走行を続けていたガスリーもリタイアを選択した。
これによりセーフティカーが出動。首位フェルスタッペンと続くフェラーリ勢はステイアウトを選択した一方で4番手ペレスが新品のミディアムタイヤに履き替えた。
ここまでスタートからハードタイヤで引っ張ってきたラッセルやオコンもここで1回目のピットイン。ピット作業のタイムロスが少なく済んだことで、ラッセルはフレッシュなミディアムタイヤでハミルトンの後ろ7番手で復帰し、オコンはソフトタイヤで10番手に戻った。
ノリスのマシン撤去とコースに落ちたデブリの回収が終わり、47周目からレース再開。
再開後はセーフティカー前とは異なり、首位フェルスタッペンに対しルクレールが1秒以内で食らいついた。3番手サインツJr.より1秒近く速いペースで2台は飛ばし、ファステストラップを叩き出し合った。
しかしフェルスタッペンはルクレールの追撃を振り切り、そのままトップチェッカー。今季3勝目を上げ、ドライバーズランキング首位のルクレールに対してポイント差を縮めた。
2位ルクレールの後ろ3位はサインツJr.。再開後は4位ペレスの猛攻を受けるも冷静に交わし、チームにダブル表彰台を届けた。
4位ペレスの後ろはメルセデスの2台。ラッセルは予選では12番手と沈んだものの、決勝レースではセーフティカー出動の幸運もあり、ハミルトンのひとつ上でレースを終えた。
ボッタスはレース大半を5番手を走っていたものの、ターン16で挙動を乱したところをメルセデス勢に抜かれたことで7位となった。
その後ろオコンは最後尾から8位。アロンソが9位で続き、アルピーヌがダブル入賞を果たした。
10位には18番手から順位を上げたアレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)が入った。今季はマシンパフォーマンスに苦戦している中で、2度目の入賞。チームに貴重な1ポイントをもたらした。
角田裕毅(アルファタウリ)は、今季最高グリッドの9番手から決勝レースを迎えたが、スタートで順位を落とすと、その後はペースが上がらず12周と一番早いタイミングでピットイン。レース前半はハードタイヤでもペースに苦しんだが、徐々にタイムは改善されていった。
セーフティカー導入でソフトタイヤに交換したが、大きくジャンプアップを果たすことはできず、12位でレースを終えた。
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順位 ドライバー 周回数 タイム 差 前車との差 平均速度 ポイント 1 マックス フェルスタッペン 57 1:34'24.258 26 2
シャルル ルクレール 57 1:34'28.044 3.786 3.786 18 3
カルロス サインツ Jr. 57 1:34'32.487 8.229 4.443 15 4
セルジオ ペレス 57 1:34'34.896 10.638 2.409 12 5
ジョージ ラッセル 57 1:34'42.840 18.582 7.944 10 6
ルイス ハミルトン 57 1:34'45.626 21.368 2.786 8 7
バルテリ ボッタス 57 1:34'49.331 25.073 3.705 6 8
エステバン オコン 57 1:34'52.644 28.386 3.313 4 9
フェルナンド アロンソ 57 1:34'56.386 32.128 3.742 2 10
アレクサンダー アルボン 57 1:34'56.623 32.365 0.237 1 フルリザルトを見る
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