フェルスタッペンに破れたルクレール、次戦F1スペインGPでのアップデートに期待「プッシュし続けなきゃ！」

　初開催となったF1第5戦マイアミGP。決勝レースでマックス・フェルスタッペン（レッドブル）との頂上バトルに破れたシャルル・ルクレール（フェラーリ）は、次戦スペインGPでもアップデートが行なわれると明かし、巻き返しを期待している。

　ルクレールは予選でポールポジションを獲得し、スタートでもトップに立つも、第1スティントでフェルスタッペンに交わされ、大きく差を付けられた。レース後半のセーフティカー出動後はフェルスタッペンに追いすがる姿も見せたが、抜くには至らなかった。

　レッドブルがアップデートを投入した前戦エミリア・ロマーニャGPに続いて、フェルスタッペンがマイアミで今季2勝目を挙げ、ドライバーズランキングで首位のルクレールに対して19ポイント差にまで詰め寄った。

「特に最初のスティントではミディアムタイヤでかなり苦戦して、オーバーテイクを許してしまった」とレース後にルクレールは語った。

「それで僕らのレースは若干難しくなってしまった。でも一方で、レース終盤にかけて僕らはとても速くて、マックスに追いつけるかもと思う時もあった」

Charles Leclerc, Ferrari F1-75

Photo by: Glenn Dunbar / Motorsport Images

「今日はペース面で彼らの方が優勢だった。でも楽しかったよ。またこんなにたくさんのファンたちに会えるなんて……何度も言うけど、グランドスタンドにたくさんのフェラーリファンがいるのは素晴らしいね！」

　フェラーリはここまで大きなアップデートは控えており、マイアミでも低ドラッグ仕様の空力ソリューションを投入するに留まっていた。しかしルクレールは、2戦連続でタイヤマネージメントなどの面でレッドブルの『RB18』が優れていることを見せつけられたことで、フェラーリの『F1-75』が一歩前に進む必要があると考えている。

「僕らはプッシュし続けなきゃいけない」

「アップデートは1年を通してとても重要になる。次戦からステップアップしていけると良いな」

「（ライバルとの差は）シーズン序盤からタイトだよ」