F1イタリアGP、パラボリカでトラックリミットを厳重取り締まり。監視システムを導入
FIAはF1第8戦イタリアGPにおいて、モンツァの第2シケインと最終コーナーのパラボリカの出口でトラックリミット違反の監視を行なう。

FIAは、F1第8戦イタリアGPでトラックリミット違反の取り締まりを強化。第2シケイン(ターン5)、最終コーナー(ターン11)のパラボリカの出口で4輪脱輪の監視を行なう。
昨年のイタリアGPのミーティングではトラックリミットが問題となり、F1レースディレクターのマイケル・マシはチームへのメモを発行し、パラボリカでの4輪脱輪について言及した。
今年はさらに取り締まりを強化。パラボリカ出口に監視システムを組み込み、レースコントロールがコース逸脱を監視できるようになった。
マシはパラボリカについて次のようにチームに通達した。
「プラクティスおよび予選中に、ターン11の外側に外れる(トラック端の白線を4つのホイールが出る)と、そのラップタイムとその後のラップのタイムが、スチュワードによって無効にされる」
また、パラボリカと第2シケインについては「クルマが縁石の後ろを通過するか、白線を横切るたびに、公式のメッセージングシステムを介してチームに通知される」という。
「ドライバーがレース中、合計3回ターン5のエイペックスの後ろを通過したり、ターン11外側の白線を横切ると、黒白旗(警告旗)が掲示され、それ以上のカットはスチュワードに報告される」
「疑いを避けるため、これは各コーナーで3回という意味ではなく、合計3回ということを意味する」
「上記の要件は、コースから追い出されたと判断されたドライバーに自動的に適用されることはなく、それぞれのケースが個別に判断される」
「上記すべての場合において、ドライバーは安全を維持できる場合にのみ、コースに再び合流できる。そして、コース逸脱によるアドバンテージを得ることはできない」
昨年F3のレースでアレックス・プローニが大クラッシュを喫する原因となり、議論を呼んだソーセージ状の縁石は現在もいくつかのコーナーに残っているが、それについてマシは次のように語った。
「トラックの安全パラメーターを上げるため、我々は何を改善することができるかを調べ、あらゆることから学んでいる。モンツァに関しては、まだ多くのソーセージ縁石がある」
「次のイタリアGPでは、トラックリミットの違反に対して代替手段を使っている。パラボリカにふたつのタイミングループ(監視システム)を組み込んだのもそれの一環であり、それらがどうなるか見てみよう」
「それで全ての対応ができるとは思わない。特定のエリアごとに適切な解決策があるんだ」
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