厳しい開発凍結の中で……レッドブル・ホンダの来季マシン『RB16B』は「今季と共通なのは60%」
レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は、今季のマシンから来年のマシン『RB16B』に引き継がれるコンポーネントの割合は、60%ほどだと語った。
写真:: Zak Mauger / Motorsport Images
新型コロナウイルスのパンデミックに伴って導入されたコスト削減策の一環として、F1は来季に向けたシャシー開発をかなり厳しく制限している。一方、いくらか改善する余地は残されている。
空力の開発は引き続き可能な他、チームはふたつのトークンを使って、変更したいエリアを指定し改善を試みることになる。
マシンのより根本的な部分を変更するのであれば、ふたつのトークンを使用。より細かい部分であればトークンをひとつ使用する形となる。
レッドブルのマックス・フェルスタッペンは最近、今季のマシン『RB16』には来季に向けて取り組むべき”弱点”があることを認めた上で、チームがマシンを大幅に変更することをほのめかした。
レッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーは、来季のマシンには現行マシンから多くの”キャリーオーバー”がある一方で、根本的な変更も行なわれると説明した。
「RB16Bは……60%がRB16と言っていいだろう」
「他のクルマと同じように、来年に向けてコンポーネントのキャリーオーバーが大量にある」
「まともなクルマを作る基礎は出来ている。ライバルと比べてどこに弱点があるのかは分かっているので、冬の間はそこに焦点をあてて開発を進めていく」
「メルセデスが来年、非常に強力なパッケージを持っていることは間違いない。だが我々は、手にしている全ての情報とツールと使って、出来る限りベストな仕事をするしかないんだ」
今季のレッドブルは空力的な問題に悩まされてきたが、ホーナーはマシンの機械面が変わっていなくても、それらの問題は解決できると楽観的に考えている。
「シャシーの大部分は同じだと思うし、サスペンションのエレメントは明らかに同じだし、ギアボックスもすべて引き継がれている」
「基本的には着ている”服”が変わる。言うまでもなく空力面が変わるんだ」
「そしてもちろん来季からは予算制限が導入されるので、開発能力をより集中させる必要がある。来年はまた違ったチャレンジになるだろうけど、まともなクルマの基礎はできていると思う」
「特にここ数ヵ月の間に、クルマは全体的にメルセデスに近づいてきているのが分かると思う。それは本当に励みになっているよ」
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