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ヒュルケンベルグとマグヌッセン、F1緊急参戦の縁で和解! 2017年の”衝突”から全く会話せず

ニコ・ヒュルケンベルグとケビン・マグヌッセンは、2017年ハンガリーGPでの対立から、F1で再開したことをきっかけに和解したという。

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写真:: Andy Hone / Motorsport Images

 ニコ・ヒュルケンベルグとケビン・マグヌッセンは、F1で再開したことをきっかけに、2017年ハンガリーGPから続いていた確執を解消したようだ。

 当時ルノーでドライブしていたヒュルケンベルグは、マグヌッセンとポジションを争っていたが、マグヌッセンがヒュルケンベルグをコース外に押し出すような形となり、この件でマグヌッセンにペナルティが科された。

 レース後、マグヌッセンがデンマークのテレビ局のインタビューを受けている最中にヒュルケンベルグが近づいてきて肩をたたき、「またグリッドで最もスポーツマンシップに欠けるドライバーになったな」と声をかけた。

 マグヌッセンは即座に「俺の××をしゃぶれ、ハニー」とSワードで返し、ヒュルケンベルグが去っていくのを横目にインタビューを続行した。

 この際の映像はすぐさま拡散され、それ以来マグヌッセンが使ったフレーズはこのふたりの関係を象徴するようなモノとなっている。

 Netflixのドキュメンタリー『Drive to Survive』の2018年シーズンを取り上げた第1シリーズでは、このふたりの確執が強くフューチャーされていた。

 ふたりは長年にわたってほとんど連絡を取っていなかったが、一時期ヒュルケンベルグは2020年にマグヌッセンとハースでチームメイトになると噂されたことがあった。

 当時、その噂について訊かれたマグヌッセンは「この話題にはもううんざりしている」と答えた。

「僕とニコの間では、2年前のハンガリーでの一件しかないんだ。まだそんな話をしているなんて信じられないよ」

 その後、F1のシートを失ったふたりだったが、2022年に再びF1で相見えることになった。マグヌッセンはニキータ・マゼピンの後任としてF1に電撃復帰。ヒュルケンベルグはコロナ陽性となったセバスチャン・ベッテルの代役として、開幕戦バーレーンGPに出場したのだ。

 バーレーンGP決勝前のドライバーズパレードで、ヒュルケンベルグはお互いが突然レースにF1に参戦することになったという共通点を話題に、マグヌッセンに話しかけたという。

 ヒュルケンベルグは、「実は彼に『俺の××をしゃぶれ、ハニー』と挨拶したんだ」とmotorsport.comに明かした。

「それが、彼に話しかけた通りのフレーズだ。それに実は僕たちはまだ……ケビンのことを嫌っているわけじゃないけど、ブダペストであれが起きてから、僕らは一言も話していないんだ。その前も、本当に話したことがなかったんだ」

「そろそろかなと思って。彼のことは嫌いじゃないからね。ただ、コース上でのあのインシデントは少し厳しいと思ったんだ」

「レーシングドライバーである以上、時には意見が食い違うこともある。でも、彼に”そう”挨拶するのは、とても面白いと思ったんだ。彼はかなり気に入っていたよ!」

 マグヌッセンも、ヒュルケンベルグとの和解があったことを認めた。

「つまり、あまり気にするようなことではないんだ」

「でもそうだね。良いことだよ。僕たちはそのことについて一度も話したことがないんだ。面白いのは、こういう風にしたのはニコのときだけじゃないということだ」

「メディアは僕とロマン(グロージャン)、僕とニコというように、僕たちの間に緊張関係を築いているように見える。でも、実際には尊敬し合っているんだ」

「外から見た時の受け取られ方と、内側から見た時は全く違うんだ」

 
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