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ハースF1、大躍進の予感? 初日2台トップ10にマグヌッセンも手応え十分「シンジラレナイ!」

ハースのケビン・マグヌッセンはF1バーレーンGP初日で印象的な走りを見せたが、彼は自分の置かれている現状が「信じられない」と語った。

Kevin Magnussen, Haas F1 Team

写真:: Carl Bingham / Motorsport Images

 2022年のF1開幕戦バーレーンGPの初日フリー走行が終わり、各チームの勢力図の一端が少しずつではあるが見えてきている。中でも注目を集めているのが、昨年コンストラクターズランキング最下位に終わったハースだ。

 昨シーズンのマシン開発を諦め、2022年マシンVF-22の開発に全精力を注いできたハース。ロシアのウクライナ侵攻の影響で、メインスポンサーのウラルカリとドライバーのニキータ・マゼピンとの契約を解除するなど、慌ただしい開幕となった彼らだが、迎えたバーレーンGPのフリー走行2回目では、ミック・シューマッハーが8番手、マゼピンの後任であるケビン・マグヌッセンが10番手と、2台共トップ10に入ってきた。

 昨年の最下位から、大きくジャンプアップを果たしそうな雰囲気のあるハース。マゼピンの契約解除により、思わぬ形で古巣でのF1復帰を果たすこととなったマグヌッセンは、現状にポジティブな驚きを隠せない様子だ。

「何が起こっているのか、信じられないよ」

 マグヌッセンはそう語った。

「とてもクールだし、嘘みたいだ。僕はとてもラッキーだね」

 FP2での一発のタイムが注目されているハースだが、マグヌッセン曰くむしろロングランのペースが自信になっているという。

「マシンは先週と同じく、1日中良い感じだった」

「FP1ではレース用のセットアップとフィーリングに集中していて、ラップタイムを出そうとはしていなかった」

「FP2では予選シミュレーションをしたけど、まだ全力ではない。予選シミュレーションだから、タイム的には良く見えるよね」

「でも、ロングランは本当に自信になった。マシンのフィーリングはとても安定していたし、とても力強い走りができていた」

 そう語るマグヌッセンだが、ハースが現時点でどの位置につけているかを見極めるのはかなり難しいと付け加えた。

「現時点では、特にロングランのペースだとみんながどの位置につけているのか分かりにくい」

「チームメイトとのタイム差があるケースも多いから、色々分かるのはこれからだろうね。僕たちは今のところフィーリングが良いし、マシンにも満足している。明日が楽しみだ」

 かつてのように、中団で存在感を見せられるハースが復活したと感じているかと尋ねられたマグヌッセンは、こう答えた。

「そう願っているし、今のところそう思っている。ただ、基本的にはシーズンが終わるまでは確信が持てないことは分かっている」

「でも今のところ、良いスタートが切れているのは確かだ。まだフリー走行を2回走っただけだから、今後どうなっていくかは分からないけど、とにかく良いスタートが切れている」

 
 
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