メルセデス以外全チーム、マシンを速くする方法を見出せず? フェルスタッペンの考察
レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、メルセデス”だけ”が今季のマシンを理解するのに苦労していないのではないかと考えている。
写真:: Jerry Andre / Motorsport Images
レッドブル・ホンダは、スペインGPにアップデートを持ち込んだ。その効果もあってか、マックス・フェルスタッペンは予選で、フェラーリ2台の間に割って入る4番手を確保。しかし、メルセデスには歯が立たなかった。
フェルスタッペンは、フェラーリと互角に戦えたとしても、レッドブルはまだ自分たちが望んでいるところにはいないと語る。曰く、チームはシーズン序盤を困難にした問題から徐々に抜け出しつつあるものの、今季マシンの複雑さにより、解決策を見出すのに苦労しているのだという。
「僕はデザイナーじゃない。僕はできるだけ速くドライブしようと、挑み続けるだけだ」
メルセデスとの差を埋めることができると思うかと尋ねられたフェルスタッペンはそう語った。
「もし、すべて理解することが簡単ならば、僕らは毎レース、マシンを改善するだろう。でも今年の現時点では、マシンを速く走らせる方法を理解するのは、それほど簡単じゃない」
「とはいえ、メルセデスはそれを理解しているようだ。しかし僕は、一般的には他のすべてのチームは同様に、少し苦労していると考えている」
パフォーマンス向上の鍵は、単純にダウンフォース量を増やすことにあるのではないかとフェルスタッペンは考えているようだ。
「僕は本当の意味では、バランスの面で苦しんでいたわけじゃない。僕はただ、マシンの限界までドライブしていただけだ」
そうフェルスタッペンは語る。
「もしもっと速く走れば、僕はドリフトしてコースから外れてしまうだろう。でも、セットアップをミスしたバーレーンを除けば、これまで大変なオーバーステアやアンダーステアを経験したことはない」
「僕たちはアップグレードを投入して、マシンは少し速くなったと思うけど、それは僕らが目指すところではない」
フェルスタッペンはさらに続ける。
「今週末、メルセデスはあまりにも速すぎた。だから1台のフェラーリを上回れたということは、僕らは良い仕事をしたと思う。FP3を終えた後では、フェラーリも少し速いように見えたからだ」
メルセデスがさらに速くなったことについて、憂鬱に感じるかと尋ねられたフェルスタッペンは、こう語った。
「僕にとってはそのことで、意気消沈するようなことはない。僕らにはモチベーションがあり、メルセデスとの差を埋めようとした。でも、それは簡単なことではなかった。それが簡単だったら、F1にはもっとたくさんのチームと人々がいるだろうね」
Be part of Motorsport community
Join the conversationShare Or Save This Story
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。
Top Comments