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F1昇格実績ゼロ……有望株ジャック・ドゥーハンはなぜアルピーヌ育成を選んだのか?

アルピーヌ・アカデミーへの加入が発表されたジャック・ドゥーハン。彼はなぜ、以前所属していたレッドブル・ジュニアチームを離れてまでアルピーヌに加わることを選んだのか?

Pole sitter Jack Doohan, Trident

写真:: Formula Motorsport Ltd

 先日、2022年のアルピーヌ・アカデミーのメンバー4人が発表された。その中には、今季からFIA F2にフル参戦するジャック・ドゥーハンの名前があった。彼は昨年までレッドブル・ジュニアチームの一員であり、育成プログラムを移籍した形となる。

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 ドゥーハンは2018年からレッドブルのサポートを受けており、4年目となる2021年はFIA F3で同じくレッドブル・ジュニアのデニス・ハウガーに次ぐランキング2位となり、一躍注目を集めた。彼はレッドブル・ジュニアとの契約を延長するオプションを持っていたようだが、結果的にそれを選ばなかったのだ。

 ドゥーハンのアルピーヌ・アカデミーへの移籍は非常に大胆な決断だったと言う他ない。というのも、アルピーヌ・アカデミーはこれまで、自前の育成ドライバーを自チームに昇格させた実績がない。昨年、圧倒的な強さでF2を制したオスカー・ピアストリでさえ、2022年は“F1浪人”が確定しており、アルピーヌのリザーブドライバーとして1年を過ごすこととなっている。

 しかしドゥーハンは、アルピーヌ・アカデミーがF1昇格のためのより良い機会を提供し、オールラウンドなドライバーになるための重要なツールを提供してくれると感じているようだ。

「僕はただ、プログラムの内容と、より良いドライバーになるためにそこで何ができるかという点だけを考えていた」

 ドゥーハンはアルピーヌ加入の理由についてそう語る。

「もちろんレッドブルにだって良い点はあった。でも全く同じだったらここには移って来なかった訳だし、その辺りはあまり触れたくないけど、多くの事を学べる貴重な時間だったし、他では得られないものを得ることができた」

「僕はF2にたどり着いて、最大の山場にさしかかっている。もう後戻りできないので、もっと良いドライバーになるために何をすべきか決断しなければいけなかった。その決断というのがアルピーヌ(移籍)だった」

「このプログラムで、これから関係を築いていくのが楽しみだ。僕はもちろん新顔だし、僕にとってもみんなが初めて見る顔だ」

 ドゥーハンは、アルピーヌが若手ドライバーにF1シートを与えることに苦労している事を認識している。しかし、それでも彼はこの移籍が自身の最終目標を妨げることにはならないとして、過度な懸念はしていない。

 昨年までアカデミーのメンバーであった周冠宇は、アルピーヌのサポートの下F2で好成績を残したことで、アルファロメオのF1シートを手にすることができた。また同じく元アカデミー生であるクリスチャン・ルンガーに関しても、これまでの活躍が認められてインディカーのシートを得た。ドゥーハンは、こういった例はアルピーヌがドライバーをプロのキャリアに導ける事を証明していると語る。

「もちろん、僕の最終目標はF1だ」

「ただ、短い間だけどアルピーヌの人たちと働いてみて思ったのは、F1という目標は置いておいて、より良いドライバーを育てるためのプログラムを用意しているということだ。もちろんレッドブルでの数年間も良かったけどね」

「F1テストから、チームとの共同作業、エンジニアとの会話まで。色んな情報を得ることができるし、それを成長のために活用できる」

「より良いドライバーになってF1に行く準備ができて、シーズンが終わる頃にチャンピオン争いに絡んだりと良い成績を残していれば、オスカーのようにチャンスを得られると思う。それはアルピーヌに限った話ではないし、他のチームの人も見ていると思う」

「彼らは僕たちが成長し、プロフェッショナルになるためのチャンスを与えてくれている。良いドライバーになることで、F1に昇格したり、クリスチャンのようにインディカーに行ったり、周のようにアルファロメオに行けたりするんだ」

「アルピーヌはドライバーをF1チームに昇格させられていないとみんなは言うけど、このプログラムに参加した人は皆、ここにいる間に成長できなかったとか思わないだろうし、悪く言うことはないと思う」

 
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