8耐ヤマハファンの期待を背負うYART、対ワークスホンダ&カワサキはちょっとキビシイ?
FIM耐久選手権(EWC)参戦中の#7 YART - Yamaha Official Team EWCは、鈴鹿8時間耐久ロードレースの予選を2番手と上位で通過。今回はライバルのF.C.C. TSR Honda Franceや#1 Yoshimura SERT Motulよりも好結果を手にできる可能性があると見ている。

第43回鈴鹿8時間耐久ロードレースで、#7 YART - Yamaha Official Team EWC(マービン・フリッツ/ニッコロ・カネパ/カレル・ハニカ)がワークス勢に対抗して気を吐いている。彼らとしてもワークス勢を相手するのはは厳しいと考えてはいるものの、レギュラー参戦のライバルよりも先行することが、今回の目標になると考えているようだ。
今回、ホンダとカワサキはともにワークス体制のチームで8耐へエントリー。Team HRCとKawasaki Racing Team Suzuka 8Hは、共に強力なパフォーマンスを示している。
一方でヤマハはライバルメーカーのようにワークス体制のチームは参戦させていない。今回ヤマハのトップチームとなっているのは、EWC(世界耐久選手権)にレギュラー参戦中のYARTだ。ヤマハは彼らのYZF-R1への技術サポートやチーム運営の支援を行なっているが、直接的な規模としてはライバルのワークス体制とは異なる。
ただそれでもYARTは今回気を吐く走りを見せた。テスト2日目にはトップタイムを記録し、迎えた予選ではHRCに次ぐ2番手タイムでトップ10トライアルへの進出を決めている。
このままトップ10トライアルでポールポジション争いになだれ込んでいくのか? motorsport.comがニッコロ・カネパに尋ねると、彼はワークス勢と争うことはかなり厳しいだろうと語った。
「(PP争いは)かなり難しいだろうね」
「ナガシマ(長島哲太/HRC)はとても速かったし、今日の彼は印象的だった」
「それから、僕らがワークスチームじゃないことは分かっていることだ。もちろん、彼らに対抗できているから、そのこと自体は誇れるモノだと思う。それに当然、明日はベストを尽くしていくよ。ありえないなんてことは何も無いからね」
またフリッツも、ホンダとカワサキに対抗するには規模の違いが大きいと指摘しており、あくまでも目標はチャンピオンシップを争っているF.C.C. TSR Honda Franceらよりも良い順位を手にすることだと語った。
「当然、彼ら(ワークス体制のチーム)と比較すれば僕らは小さなチームだし、彼らのようなサポートも無い。例えば僕らは電子系のエンジニアはひとりしかいないけど、彼らのピットボックス内部では、10人も15人もコンピュータを睨んでいる」
「この違いは、僕らの素晴らしいチームワークのような強みを示しているんだと思う。僕らは互いに助け合って、速くなっていっているんだ」
「今日の予選ではいい感覚を掴むことができた。でもレースでは彼らに対抗するのは難しいだろう。僕らの主な目標はチャンピオンシップでの差を縮めるために、F.C.C.の前でフィニッシュすることだよ」
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