アプリリアが新シーズンのマシンカラーリングを公開。2023年は優遇措置外れ、真価の問われるシーズンに
アプリリアがMotoGP2023年シーズンに向けたチーム発表会を実施。今年はアプリリアにとって初めてコンセッション(優遇措置)が外れるシーズンとなるため、真価の問われることになるだろう。
写真:: Aprilia Racing
3月10日、MotoGPに参戦するアプリリアが2023年シーズンに向けたローンチイベントを実施。今年のマシンのカラーリングがお披露目された。
アプリリアは昨年、アルゼンチンGPでアレイシ・エスパルガロが自身そしてチーム初となる優勝を達成。戦闘力を大きく向上させており、終盤戦までそのエスパルガロがタイトル争いに絡む活躍を見せた。最終的にエスパルガロはランキング4位を記録し、僚友のマーベリック・ビニャーレスも表彰台を2度獲得するなど、間違いなく飛躍の1年になったと言えるだろう。
発表された2023年シーズンのRS-GPは、基本的に昨年と同様のカラーリングで、黒をベースに赤のストライプがアクセントとして入れられている。
なおマシンは、トレンドとなりつつあるベンチュリ効果を狙ったサイドカウルを装備。既にセパンテストなどでお披露目されていた形状のものとなっている。
昨年の活躍もあり、2023年シーズンもアプリリアに向けられる期待は大きい。ただ、今年はアプリリアにとって“真価”が問われる年でもある。
昨年までアプリリアは、同時期に参戦を開始したKTMやスズキが次々と好成績を上げてコンセッション(優遇措置)を受けられなくなった一方で、依然としてコンセッション対象のままだった。つまり、ライバルよりも開発の自由度が大きかったわけだ。
ただ、前述の通り2022年に優勝を上げるなどしたため、アプリリアもコンセッション適用対象外となることが決定。よって今年は、ドゥカティ、ホンダ、ヤマハ、KTMと同条件でMotoGPを戦うことになる。優遇措置無しでも競争力を示せるか、注目が集まる。
なお今季からはRNFがアプリリアのサテライトチームとなる。このRNFの2台が陣営に加わることで、コンセッション対象外となることによる開発速度の低下を補いたいところだろう。
MotoGPは3月11~12日にかけて開幕前最後のテストをポルティマオで実施。月末には同地で開幕戦ポルトガルGPが行なわれる予定だ。
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