長島哲太、初のMotoGPクラス参戦にやる気マンマン「思い出作りのつもりはない。ホンダ勢トップを」
MotoGP第16戦日本GPで最高峰クラスにワイルドカード参戦する長島哲太。金曜日の走行開始を前に、彼はホンダ勢でもトップでフィニッシュしたいと意気込みを見せた。
写真:: Motorsport.com / Japan
9月23日に開幕を迎えるMotoGP第16戦日本GP。今回最高峰クラスに長島哲太がTeam HRCからワイルドカード参戦するが、走行開始の意気込みは十分といった様子だ。
長島は2020年シーズンまでロードレース世界選手権Moto2クラスに参戦し、同年は初優勝も達成していた。ただ2021年はシートを喪失してしまい、HRCのテストライダーとして鈴鹿8耐参戦やMotoGPマシンのテストを継続してきた。
鈴鹿8耐ではイケル・レクオナ、高橋巧と共にホンダに8年ぶりの優勝をもたらした長島。彼は今年の日本GPで、以前より目標と公言していたMotoGPクラスへの挑戦が叶うこととなった。
セッション開始前の木曜日、取材を受けた長島は今回のワイルドカード参戦への意気込みなどを聞かれたが、気合は十分といった様子だ。
「天気がどうなるかが分からないのはありますが、どんな天候であれ、正直なところ全力で走る以外はないですね」と、長島は言う。
「鈴鹿8耐は凄いプレッシャーもありましたし、120%で走ることもなかったんですが、今回はワイルドカードですからね。失うものは何もありませんし、とにかく120%で行けるところまで行ってやろうと思います」
「(ワイルドカード参戦は)結構前から分かっていました。ですから、心の準備はできています。もちろん自分が望んでいたモノですし。本当に嬉しかったですね」
そして長島は今回の目標として、シングルフィニッシュやホンダ勢最上位で終えることが目標だと語った。その意気込みは、「“思い出作り”のつもりは無い」という言葉にも表れている。
「リザルト面で言ったら間違いなくシングルフィニッシュというのがひとつあります。自分の場合は開発も兼ねてはいますが、ホンダ勢でなるべく一番前でいたいなと思っています」
「思い出作りに来たつもりは無いです。そこは他のテストライダーとは違うのかなと思います。Moto2でも勝っていますし、プライドもありますし、テストするだけではなく自分のスキルアップも考えていますからね」
「8耐で勝ったことはひとつの自信にはなっています。ただMotoGPは本当にチャレンジャーなので、守りではなく、今回はできるところまで、120%、150%でチャレンジという感じです。なので違いはあるんですが、気持ちはできあがっています」
また長島は鈴鹿8耐での走りは全力の100%ではなかったとも語っており、今回の日本GPでは限界まで攻めた走りの長島が見られることになりそうだ。
「8耐のときは転倒だけはできないぞ、と抑える気持ちがあります。ですが今回は抑えないでいいですね。それにMotoGPやMoto2、Moto3は抑えて走ってどうにかなるレベルのレースではないです」
「(8耐は)予選でも90%くらいで、完全に100%で『転んででも』というリスクまでは負っていなかったです。今回は『転んでも仕方がない』という120%の力で走らないと絶対太刀打ちできないので、全然違いますね」
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