ポル・エスパルガロ、レプソル・ホンダ加入か!? マルケス弟はLCRへ?
MotoGPのライダー市場に再び大きな動きがありそうだ。現KTMのポル・エスパルガロが2021年からレプソル・ホンダへ2年契約で移籍する可能性が高まっていることが、motorpsort.comの調べでわかった。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
2020年のMotoGPはまだ再開されていないが、来季に向けたライダー市場の動きは止まる気配を見せていない。そんな中、現在KTMに所属しているポル・エスパルガロが、来季からレプソル・ホンダ入りするのではないかとの情報がある。
1月にヤマハが来季のライダーラインアップを確定させたことを皮切りに、今年はシーズン開幕前からライダー市場がオープン。既にスズキも来季以降のライダーを確定させている。
そしてmotorsport.comがキャッチした情報によると、2021年に現KTMのポル・エスパルガロが、レプソル・ホンダへ移籍する可能性が高まっているという。
エスパルガロは2013年にMoto2チャンピオンとなり、翌年テック3・ヤマハからMotoGPデビュー。2017年からは新規参戦のKTMに移籍し、プロジェクトを引っ張ってきた。
2018年最終戦バレンシアでは、彼はウエットレースで見事な追い上げを見せ、3位に入賞。KTMにとって初の表彰台をもたらすなど、チームにとって重要な人材となっていった。
そのエスパルガロには今季、いくつか移籍に関する噂が立っていた。アンドレア・ドヴィツィオーゾの後任としてドゥカティに加入にするというモノと、ホンダ移籍を狙っているというモノだ。
KTM側はそうした噂について、エスパルガロを継続して起用したいという意向を示していた。
ホンダ移籍についての噂はここ数週間で膨らんできたが、当初はその実現可能性は低いと見られていた。なぜならホンダは既にマルク・マルケスと4年間という長期契約を結んでおり、それが今年加入したルーキーで弟のアレックス・マルケスの契約を2021年までは確実なものとするだろうと考えられていたからだ。
しかし状況は変化し、エスパルガロは今季限りでKTMを離れ、ホンダと2年契約を締結する可能性があるという。KTMが目をつけていたMoto2のホルヘ・マルティンが、ドゥカティと来季の契約を結んだという報道に続き、エスパルガロがKTMを離脱することになれば、彼らには大きな打撃となるだろう。
■アレックス、来季はLCRホンダへ?
エスパルガロのレプソル・ホンダ入りが確定すれば、アレックス・マルケスがシートを失うことになる。アレックスは以前、ホンダとの契約更新のためにコース上で自身の価値を証明したいと語っていたが、それが叶わず、結果的にレースをしないままファクトリーチームを去ることになるかもしれない。
これが現実のモノとなれば、アレックス・マルケスは来季、HRCからのフルサポートを受けて、LCRホンダに加入の可能性が高い。昨年末のバレンシアテストでアレックスは、LCRホンダからテストに挑んでいた。
しかしLCR加入を実現させるには、現在所属するカル・クラッチローもしくは中上貴晶のどちらかを押しのけなくてはならない。
状況を整理すると、中上のシートはスポンサーである出光興産の支援を受けているため、安泰と思われる。そのためアレックスがLCRホンダに加入することになれば、クラッチローの将来に深刻な疑問を投げかけることになる。
クラッチローはホンダと契約について話し合いを開始していると以前明かしていたものの、他チームとも接触していると認めている。しかし現在残っているファクトリーチームのシートはKTMとアプリリアのみ。上位のサテライトチームも既にシートが埋まってしまっているため、クラッチローの選択肢は限られたものとなる。
アプリリアについてもアレイシ・エスパルガロが契約延長間近なことが判明しており、万が一アンドレア・イアンノーネのドーピング疑惑による出場停止処分が継続される場合には、ドゥカティを放出されたダニーロ・ペトルッチが起用されるのではないかと見られている。
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