“ロッシ&マリーニ”の母、息子の直接対決が「楽しみ」バイクの降り方が同じとも指摘
バレンティーノ・ロッシ、ルカ・マリーニの母であるステファニア・パルマは、息子ふたりがサーキットで初めてライバルとして対峙する姿を見ることが楽しみだと語った。
写真:: Camilss
2021年のMotoGPでは昨年のマルケス兄弟に続く、新たな兄弟MotoGPライダーが誕生する。兄は1996年に125ccクラスで世界選手権にデビューし、9度のタイトル獲得を誇るバレンティーノ・ロッシ。弟は1997年生まれでエスポンソラマからMotoGPデビューを果たすルカ・マリーニだ。
42歳を迎えたロッシと、23歳のマリーニ。彼ら異父兄弟の母であるステファニア・パルマは先日インタビューに応じると、兄弟がサーキットでライバルとして初めて対峙する姿を見ることが楽しみだと話した。
「ふたりがコース上で一緒に走る姿を見るのはとても楽しみです。ただ一番ワクワクすることはルカがドゥカティに乗ることでしょう」
パルマはGPoneに対しそう語った。
「ヴァレにルカがMotoGPでドゥカティに乗って走るんだと聞かされた日には、飛び上がりました……もちろん、ポジティブな方で。ルカがドゥカティに乗って走る。それはイタリア人としてとても誇らしい挑戦ですから」
パルマはロッシとマリーニが同じクラスで競い合うことについて非常に好意的に見ている。
「このサーキット上でのチャレンジは彼らふたりをより密接な関係にさせてくれると思っています。ルカとヴァレの関係は今よりも強固なものになると思っています」
「ルカはヴァレを見ることで学び、成長する機会を得られるでしょう。それと同時にヴァレはさらに刺激を受けることになるでしょう」
「彼(マリーニ)は(ドゥカティに)非常に魅了されていて、チーム発表会の日にはもっと魅了されているように見えました。ルカのドゥカティのマシンを見る目がそのすべてを物語っていました」
「目もそうですけれど、何よりもバイクへの触れ方にも、これに乗りたいという大きな欲求が伝わっていました。そしてもうひとつ気がついたことがあります。それは……ルカはヴァレがするのと全く同じようにバイクから降りるんです。全く同じで、同一人物のように見えます。信じられません」
そして昨年新型コロナウイルスに感染してしまったロッシについては、非常に心配していたと振り返った。
「私も感染していたんです」と、パルマは明かす。
「ウイルスは顔を見てくるわけではないですし、その人がバレンティーノ・ロッシだろうと、名前を気にしたりはしません」
「複雑な状況でした。特に隔離されていて、息子に会う事もできないですからね。感染しないようにと部屋の扉の前に食べ物を置いたりもしましたが、にもかかわらず私も感染してしまいました」
さらに彼女は昨シーズンを怪我で休むことになったロッシのライバル、マルク・マルケス(レプソル・ホンダ)のことも気遣っていた。
「なんと言って良いのか……ライダー達はまず第一に人間なんです。マルクが私の子ではなくとも悩みました。手術を終えてコースに戻ってきたときもです。彼が手術から1週間も経たずに復帰しようとする姿はとても印象的でした。クラッシュもレースの一部ですが、マルクは素晴らしい走りをしていました。ホルヘ・ロレンソがアッセンでしたのと全く同じことです」
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