スーパーGT第6戦オートポリス決勝レポート(GT300):31号車プリウスが独走でポール・トゥ・ウィン
スーパーGT第6戦の決勝がオートポリスで行なわれ、31号車TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GTがGT300クラスの優勝を飾った。
写真:: Masahide Kamio
2021年スーパーGTシリーズ第6戦の決勝レースが10月24日にオートポリスにおいて行なわれ、GT300クラスは31号車TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT(嵯峨宏紀/中山友貴)が独走でポール・トゥ・フィニッシュを飾った
24日は朝から明るい曇天で風はあるが前日ほどの冷たさはなく、雨の心配もなさそうな天気となった。気温14℃、路面温度19℃の13時36分、決勝レースがスタート。予選19番手の4号車グッドスマイル 初音ミク AMG(谷口信輝/片岡龍也)はミッショントラブルのために直前に行なわれたウォームアップ走行に出走できずピットスタートとなった。
スタート直後は大きな混乱もなく、ポールスタートの31号車プリウスの中山、フロントロウスタートの61号車SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)の山内、3番手からスタートした52号車埼玉トヨペットGB GR Supra GT(吉田広樹/川合孝汰)の川合の3台がトップ争いを展開した。
しかし8周目の第2ヘアピン手前で22号車アールキューズ AMG GT3(和田久/城内政樹)の和田が激しくクラッシュ。すぐにFCY(フルコースイエロー)となったが、パーツが散乱していたことからセーフティカー(SC)が導入された。
11周で隊列が組みなおされ、15周完了でリスタートとなったが、18周目の3コーナーで35号車arto RC F GT3(ショーン・ウォーキンショー/ジュリアーノ・アレジ)のウォーキンショーと48号車植毛ケーズフロンティア GT-R(田中優暉/内田優大)の内田がサイド・バイ・サイドから接触。内田がスピンを喫し激しくクラッシュした。これでこの日2度目のSC導入となった。
23周完了でリスタートとなったが、ここで義務周回数の1/3を超えたことからルーティーンピットインする車両が9台ほどあった。上位では52号車スープラが24周でピットイン。トップの31号車プリウスは29周、61号車BRZは30周でピットイン。しかし61号車はピットアウトした直後に31号車プリウスに抜き去られ、さらに5番手スタートの96号車K-tunes RC F GT3(新田守男/阪口晴南)にもかわされ実質的な3番手に転落した。
40周目にピットインを遅らせていた11号車GAINER TANAX GT-R(平中克幸/安田裕信)がピットインすると、31号車プリウスの嵯峨がトップに。そして2番手の96号車RC Fの阪口には13秒以上の差をつけていた。3番手は61号車BRZの井口だが、ここに52号車スープラの吉田が追いつき、48周目の第2ヘアピンでは接触するなど激しい表彰台争いを展開。さらに終盤にはそこへ11号車GT-Rの平中が追いつき、3台による3番手争いとなったが、最終的に順位が変わることはなかった。
31号車プリウスは2位に10秒以上の差をつける独走でポール・トゥ・フィニッシュ。2016年第4戦もてぎ以来5年ぶりの優勝を遂げた。2位は96号車RC F、3位でゴールした61号車BRZはポイントリーダーを守った。
Be part of Motorsport community
Join the conversationShare Or Save This Story
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。
Top Comments