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スーパーGT第6戦オートポリス決勝レポート(GT500):荒れたレースでARTA NSXが独走。今季初優勝挙げる

スーパーGT第6戦の決勝がオートポリスで行なわれ、8号車ARTA NSX-GTが優勝を飾った。

#8 ARTA NSX-GT

写真:: Masahide Kamio

 スーパーGTシリーズ第6戦は10月24日にオートポリスで決勝レースが行なわれ、序盤から2度のアクシデントでセーフティカーが導入されるなど荒れた展開となったが、4番手スタートの8号車ARTA NSX-GT(野尻智紀/福住仁嶺)が終盤は独走状態となり今季初優勝を遂げた。

 決勝日は朝から晴れ間が出ず曇天となったが、2年ぶりとなるGTレースを楽しもうと多くのファンが朝早くからサーキットに駆けつけた。65周の決勝レースは、曇りで時おり日が出る天候で気温14℃、路面温度19℃というコンディション。13時30分に2周のフォーメーションラップが始まった。

 13時36分にスタートが切られると、2番手スタートの14号車ENEOS X PRIME GR Supra(大嶋和也/山下健太)の山下が、日立Astemoコーナーでトップの16号車Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT(笹原右京/大湯都史樹)の大湯のインを突きトップを奪った。しかし14号車スープラ、37号車 KeePer TOM’S GR Supra(平川亮/サッシャ・フェネストラズ)、38号車ZENT CERUMO GR Supra(立川祐路/石浦宏明)の3台は今回3基目のエンジンに換装したことで、決勝中に5秒間のピットストップが義務付けられており、14号車スープラは6周目、37号車スープラは7周目、38号車スープラは9周目にピットインして義務を果たした。

 これで16号車NSXの大湯がトップに返り咲き、64号車 Modulo NSX-GT(伊沢拓也/大津弘樹)の伊沢、8号車NSXの福住、23号車MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ)のクインタレッリ、39号車DENSO KOBELCO SARD GT Supra(ヘイキ・コバライネン/中山雄一)のコバライネン、17号車Astemo NSX-GT(塚越広大/ベルトラン・バゲット)のバゲット、12号車カルソニック IMPUL GT-R(平峰一貴/松下信治)の松下の順に。

 しかし10周目に第2ヘアピン手前でコンクリートウォールに激しくクラッシュした車両があり、FCY(フルコースイエロー)となったが、パーツが散乱していることもあり2分後にはセーフティカー(SC)が導入された。13周で隊列を組み直したことで、ペナルティピットを済ませた3台のスープラはトップと大きく離れることがなかった。

 16周完了でリスタート。しかし今度は18周目の2コーナー先で、トップを走行する16号車NSXの右リヤホイールが外れ、惰性で日立Astemoコーナーの先でストップ。さらに19周目に3コーナーでGT300車両同士の接触クラッシュがあり、これで20周目にこの日二度目のSC導入となった。

 24周完了でリスタート。既にレース周回数の1/3を超えており、ここでスープラを中心に5台の車両が早めのルーティーンピットインを済ませた。これで64号車NSX、8号車NSX、23号車GT-R、17号車NSX、12号車GT-R、3号車CRAFTSPORTS MOTUL GT-R(平手晃平/千代勝正)の順となった。8号車NSXと12号車GT-Rは26周、23号車GT-Rは27周、3号車GT-Rは28周、そして64号車NSXは29周でピットイン。

 64号車NSXがピット作業を済ませコースに戻った直後、30周目の1コーナーで、先にピット作業を済ませタイヤが温まっていた8号車NSXの野尻が逆転してトップを奪った。しばらくは2台のNSXが1-2態勢で走行し、そこに早めにピット作業を済ませていた39号車スープラの中山、1号車STANLEY NSX-GT(山本尚貴/牧野任祐)の山本、23号車GT-Rの松田が3番手争いを展開した。

 レース中盤、40周あたりから64号車NSXのペースが鈍り8号車NSXが独走状態に。3番手争いは44周目の1コーナーで23号車GT-Rが1号車NSXを抜き4番手へ。さらにペースの鈍った64号車NSXに追いつき4台による2番手争いとなった。64号車NSXは第2ヘアピンで一気に3台にかわされ5番手へ。さらにジェットコースターストレートを下りた右ターンで、38号車スープラにもかわされてしまった。

 38号車スープラの石浦は、54周目には1号車スープラと23号車GT-Rを抜き、さらに55周目の1コーナーでは39号車スープラを抜き去り2番手へ順位を上げた。

 3番手争いは58周目の第2ヘアピンで23号車GT-Rがインを突き表彰台圏内に。さらにフィイナルラップの1コーナーで最後尾スタートの3号車GT-Rが39号車スープラを抜き11台抜きの4位を獲得した。

 8号車NSXは、2位に28秒もの差をつけ独走優勝。前回のSUGOではトップを走行しながらペナルティからの混乱でレースを失っていたが、今回ようやく昨年第7戦もてぎ以来、約1年ぶりの優勝を遂げた。チェッカーを受けた野尻は前週のスーパーフォーミュラでタイトルを獲得しており、これで2週連続の美酒となった。レース前に鈴木亜久里監督からは”3連勝宣言”が出ていたが、それをひとつクリアした形となった。

 

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