24号車リアライズが鮮やかな今季初ポール。100号車スタンレー、19号車Weds届かず|スーパーGT第7戦:GT500予選
スーパーGT第7戦オートポリスの予選が行なわれ、GT500クラスは24号車リアライズコーポレーション ADVAN Zがポールポジションを獲得した。
写真:: Masahide Kamio
2022年スーパーGT第7戦の予選がオートポリスで行なわれた。GT500クラスのポールポジションを獲得したのは24号車リアライズコーポレーション ADVAN Zだった。
今季のスーパーGTもいよいよラスト2レース。最終戦のもてぎではサクセスウエイトなしの“ガチンコ勝負”が繰り広げられるが、オートポリスでの第7戦でもサクセスウエイトの計算値が従来の半分(獲得ポイント×2kg→獲得ポイント×1kg)となり、各車のウエイト搭載量が比較的似通った中でのレースとなる。
予選前に行なわれた公式練習では、専有走行で17号車Astemo NSX-GTの松下信治がクラッシュ、3号車CRAFTSPORTS MOTUL Zがトラブルにストップするなど波乱の幕開け。ただ17号車は修復の後、未塗装のカウルに換装して無事予選に出走した。また3号車に関しても軽微な電気系トラブルだったようで、同じく予選出走が叶った。
Q1ではまず36号車au TOM'S GR Supraの坪井翔が1分32秒097でトップに。100号車STANLEY NSX-GTの山本尚貴が1分32秒140で肉薄するも及ばず、36号車のトップ通過となった。36号車はジュリアーノ・アレジのペナルティポイントの累積により4グリッドペナルティが決まっているため、少しでも上のグリッド順位を獲得したいという状況だった。
そして各車が次々チェッカーを受けるタイミングで、37号車KeePer TOM'S GR Supraのサッシャ・フェネストラズが最終コーナーでスピン。フェネストラズはなんとかクラッシュを免れ、正面を向きなおすことができた。その横をかすめた8号車ARTA NSX-GTは、コントロールラインを通過してタイムアップ。3戦ぶりのQ1突破を決めた。
その一方で、ランキング上位につける23号車MOTUL AUTECH Z、12号車カルソニック IMPUL Z、3号車CRAFTSPORTS MOTUL Zは軒並みQ1敗退に終わった。
迎えたQ2で目の覚めるようなアタックを見せたのは100号車の牧野任祐。牧野は1分31秒867でトップに立つと、ライバルはこのタイムを更新することができない。このまま100号車のポールか……そう思われた矢先、最後にコントロールラインを抜けた24号車の佐々木大樹が1分31秒679をマーク。24号車にとっては今季初、佐々木にとってはGT500で初のポールポジションを獲得した。2番手は100号車、3番手は今季4度PPを獲得している19号車WedsSport ADVAN GR Supraだった。
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