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波乱のレースを10号車GAINERが制す|スーパーGT第2戦富士:GT300決勝

スーパーGTの第2戦決勝が富士スピードウェイで行なわれ、赤旗中断2回の大波乱となったレースで、GT300クラスは#10 TANAX GAINER GT-Rが優勝した。

#10 TANAX GAINER GT-R

写真:: Masahide Kamio

 スーパーGTの第2戦が富士スピードウェイで行なわれ、GT300クラスは#10 TANAX GAINER GT-Rが優勝を果たした。

 快晴に恵まれた富士スピードウェイ。ポールポジションからスタートしたのは、開幕戦岡山に続き#61 SUBARU BRZ R&D SPORTだった。

 ただ1周目に2番グリッドからスタートした#10 TANAX GAINER GT-Rが首位に浮上。61号車スバルBRZはこれを追いかけることになった。

 今回のレースは450kmと長丁場。2度の給油を伴うピットストップが義務付けられている。GT300クラスのマシンの場合、1回の給油で50周以上を走り切れるマシンもあるため、序盤から多くのマシンがほんの少しだけ給油を行ない、義務ストップのうち1回を消化するという作戦を取った。

 そんな中でも極端だったのは、#5 マッハ車検 エアバスター MC86 マッハ号。彼らは1周目を終えた段階でピットに戻り、給油を行なってコースに復帰した。セーフティカーが出ることを想定し、少しでも優位にレースを進めようとする戦略だ。この他、#4 グッドスマイル 初音ミク AMGや#52 埼玉トヨペットGB GR Supra GTなどもレース序盤にピットに飛び込み、1回目の義務を消化した。

 首位を奪われた61号車スバルBRZだが、10号車GAINERに大きく引き離されることなくくらいついていく。3番手#96 K-tunes RC F GT3、4番手#34 BUSOU raffinee GT-Rという順位も変わらずだ。

 ただ16周目、ペースの上がらない96号車K-tunesに34号車BUSOUが急接近し、オーバーテイクを完了した。96号車K-tunesはその後もペースに苦しみ、#65 LEON PYRAMID AMGと#11 GAINER TANAX GT-Rにも立て続けにオーバーテイクされてしまった。

 ペースダウンのためか、96号車K-tunesは25周を終えた段階でピットイン。高木真一から新田守男へとドライバー交代も行なった。このピットストップで96号車は、先にピットストップをした4号車初音ミクや52号車埼玉トヨペットなどに先行されてしまう。

 29周目、その52号車埼玉トヨペットが4号車初音ミクをオーバーテイク。一時はミスもあり、差をつけられた52号車埼玉トヨペットだが、ようやく攻略してみせた。これで彼らは、すでにピットストップを1回終えたマシンの中では最上位という形になった。

 29周を終えた段階で10号車GAINERが、34号車BUSOUは30周を終えた段階でピットストップを行なった。コースに戻ったタイミングで、34号車BUSOUは一瞬10号車GAINERの前に立ったが、タイヤは温まっておらず、すぐにオーバーテイクを許してしまった。

 35周目、アドバンコーナーで#55 ARTA NSX GT3と#9 PACIFIC hololive NAC Ferrariが接触。いずれもマシンに大ダメージを負い、ピットストップを余儀なくされた。

 36周目を終えたところで、4号車初音ミクが2回目のピットイン。いち早く全ての義務を消化したこととなった。

 この2周後に、61号車スバルBRZがピットイン。ただこれはまだ1回目のピットストップであり、さらにこのピットストップにより大きく順位を落とすことになった。

 40周目、アドバンコーナーへの飛び込みで#22 アールキューズ AMG GT3が大クラッシュ。これでフルコースイエロー(FCY)が宣言され、その後セーフティカーに切り替えられた。

 このFCYが宣言された際、56号車リアライズはメインストレートで減速が一瞬遅れ、GT500の#36 au TOM'S GR Supraに追突しそうになってしまう。これを避けるために56号車は大スピン! なんとか追突という最悪の結果を避けることができた。

 FCYが宣言され、ピットレーンが閉鎖される前に、5号車マッハ車検、#244 HACHI-ICHI GR Supra GTも2回目のピットストップを済ませており、前とのギャップが縮まる形となった……この2チームにとってはかなり有利な展開だ。

 ピットレーンがオープンされると、複数のマシンがピットイン。実質的なクラス首位だった52号車埼玉トヨペットもここで2回目のピットストップを行なった。ただSC中のため、ピット義務の消化とはならない。

 その直後、22号車のクラッシュ地点の修復を行なうため、赤旗中断ということになった。

 長い赤旗中断の後、16時半過ぎにレース再開。ただ、まだ折り返しの周回を越えたばかりである。

 この時点で首位は#2 muta Racing GR86 GT。2番手の#20 シェイドレーシング GR86 GTと共に、いずれもまだピットストップを1度も行なっていない状態だ。

 ただレースが再開されると、上位2台もピットイン。52号車も3回目のピットストップを行ない、ドライバー交代の義務を消化することとなった。

 これで先頭は10号車GAINER、34号車BUSOUが2番手という順位となったところで、GT500クラスの#3 CRAFTSPORTS MOTUL Zがメインストレートで大クラッシュ。このレース2度目の赤旗中断ということになった。

 事故現場にはタイヤバリアが並べられ、1時間以上の長い中断を経て、18時10分からレースが再開された。ただレーシングスピードでの再開はなく、セーフティカー先導のままチェッカーが振られた。

 結局10号車GAINERが優勝、2位には34号車BUSOU、3位には61号車スバルBRZという結果となった。

 
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