メルセデスの苦戦は真実か。ハミルトン「ペースを隠すために、こんな見苦しいドライビングする?」
ルイス・ハミルトンは、バーレーンの暑さと強風の中で、新車W13のオーバーステアとポーポイズ現象に苦しんでいるという。
写真:: Carl Bingham / Motorsport Images
メルセデスのルイス・ハミルトンは、新車W13のオーバーステアやポーポイズ現象に苦しんでおり、「手懐けるのに苦労している」と語った。
バーレーンで開催されているF1プレシーズンテストで、メルセデスはマシンが安定しておらず、ハミルトンもジョージ・ラッセルも挙動を乱すシーンが多く見られた。
ハミルトンはテスト2日目、最も柔らかいC5タイヤを使い4番手タイムを記録。ただ、貨物の到着遅れに対する救済措置として、追加で1時間走行したハースのケビン・マグヌッセンがトップタイムを更新したため、タイムシートでは5番手となった。
ハミルトンはこの状況に完全に落胆しているわけではないが、理想的な状況にはほど遠いことを認めている。
テスト2日目を終え、ハミルトンは「タフだね」と語った。
「オンボード映像を見ると、右に左にステアリングが振られている。跳ねたり(フロアが)ぶつかったりして、あまりハッピーじゃないんだ。でも、僕たちはなんとか彼女(マシン)を手懐けようとしている」
メルセデスは、今回のテストに過激なサイドポンツーンを含むアップグレードを持ち込んだが、ハミルトンはそれが苦戦の原因だとは考えておらず、中東の独特なコンディションが大きく影響していると主張した。
「風のせいで、バウンシングしてしまっているんだ」と彼は言う。
「今週はそれ(強風)が続いていて、どちらかというと悪化している。だから、いろいろなシナリオを考えて、ダウンフォースを維持しながら、前回のテストのようなバウンドを起こさない方法を考えているところだ」
「おそらく、みんな同じような状況にあると思う。でもそれをうまく利用したり、より良い道を見つけている人たちもいる」
「難しい状況なんだ。バンピーだし滑りやすい。午前中は砂っぽいし暑すぎる。午後も埃っぽいしね」
しかしながらハミルトンは、メルセデスが現在直面している問題を解決することができれば、良い状態になると信じている。
「これは、2022年にこの新しいクルマで誰もが直面する、ただのハードルなんだ」
「僕はチームと、ファクトリーのみんなが解決してくれると信じている。でも、間違いなくスムーズな走行にはならないだろう」
ラッセルは、テスト2日目に走行した15人中、13番手に終わっている。メルセデスが本来のペースを隠しているのではないかという指摘に対して、ハミルトンはそれを否定した。
「もしオーバーステアの瞬間がこんなにあるのに、クルマのペースを隠すためにこれほど見苦しいドライビングしていたとしたら、本当に本当に素晴らしいだろうね」
「そうではないんだ。僕たちは間違いなく、克服しようとしていることがあるんだ」
「僕は、他の人たちはあまり苦しんでいないように思う。でも本当のところは誰にも分からないよね? 来週(開幕戦バーレーンGP)になれば、もっとよく理解できるようになるかもしれない」
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