新型コロナに翻弄されロッシ、疲労。再びの陽性時には「冗談かと思った」
バレンティーノ・ロッシは今週火曜に行なわれた新型コロナウイルスの検査で陽性となってしまったことは冗談のように思えたと語った。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
ヤマハのバレンティーノ・ロッシは、新型コロナウイルスの検査で陽性が確認されたことから、モーターランド・アラゴンでの2連戦を欠場。21日に及ぶ自己隔離を経て、第13戦ヨーロッパGP2日目からようやく復帰を果たした。
しかしヨーロッパGP終了後の10日(火)、ロッシは新型コロナウイルスの検査で再び陽性だと診断された。その後の2回の検査では陰性となったため最終的にバレンシアGPの欠場は免れたが、ロッシとしてもこれには驚きを隠せなかったようだ。
「昨日の朝の検査(水曜、検査結果は陰性)はとても安心させてくれるものだった。医師は再陽性になることはあり得ないと言ってくれたんだ」
ロッシはそう語る。
「彼は先週末(ヨーロッパGP前)の陽性から、また陽性になることはあり得ないと言っていたし、陰性になるだろうと話してくれた」
「3回目の検査の結果が朝に出たけど、安心させてくれるものだった。検査が陽性、陰性ときて冗談のようだった。でも最終的に僕らはここに居る」
「苦しい時期だった。もうこの種のことには疲れたよ。1週間前に結果が陰性になるまでにかなりの時間が必要だったからね。そうしたら火曜日にはまた検査で問題があると言われてしまった。これは新型コロナに罹った人にはありがちなことらしいんだけど、陰性ではなかったんだ。次の検査で確実に陰性になるだろうとは言われていたけどね」
「だけど再び陽性になる可能性だってあった。なんとかコロナを乗り越えたと思った矢先に、穴にはまってしまったんだ」
「でも重要なのは、僕が今ここにいること、フィーリングは良いということだ。フィジカルには何の問題もない」
「先週はヤマハ勢全員がかなり苦戦していたけど、今週は天気予報も良い。違ったコンディションの週末だから、明日の朝からまた始めていく事が重要なんだ」
「よりグリップがあればもっと競争力が発揮できると思う。チームとは既に作業をしているよ」
またロッシは、今季限りでドゥカティを離れることになったアンドレア・ドヴィツィオーゾが、2021年はMotoGPを離れて休暇すると発表したことについても意見を求められた。それについて彼はこう語っている。
「そういったことは個人的なモノだ。他のライダーが僕のモチベーションを知らずに僕について話しているときなんかはあまり良い気分じゃない。年齢はひとつの要素に過ぎないんだ」
「ドヴィはバイクへの素晴らしい情熱を持っているし、友人たちとモトクロスへの情熱も注いでいる。彼の情熱を疑える人はいないよ」
「競争を続けるには、情熱が必要だ。ただそれだけというわけでもない。彼は来年休暇ということだけど、来年は彼がMotoGPをどれほど必要としているかを確認することになるだろう」
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