ボッタス、シーズン途中でシート喪失の噂……「そんなことをするのはレッドブルだけ!」と反論
バルテリ・ボッタスは、メルセデスが2021年のF1シーズン途中で自分を降板させる可能性があるという報道に対し「でたらめ」だと否定した。
写真:: FIA Pool
メルセデスのバルテリ・ボッタスは2021年シーズン最初の3レースを終え、チームメイトのルイス・ハミルトンを破ることができず、ランキングではすでに37ポイント差をつけられている。
ボッタスとメルセデスの現行契約は今季末で終了する。メルセデス育成ドライバーであるジョージ・ラッセルが昨年、ハミルトンの代役としてメルセデスのマシンに乗り鮮烈な印象を与えたこともあって、ボッタスの将来というのは、常にトピックのひとつとなっている。
こうした背景もあって、イギリスではボッタスがシーズン途中でメルセデスのシートを失う可能性を示唆する報道も出ているようだが、ボッタス本人はそれを否定。そうした行動をするのは”1チーム”だけだと話し、近年2回もシーズン途中でドライバーを変えているレッドブルを揶揄している。
「シーズン途中で交代させられることはないと思っている。チームとして、僕たちはそんなことをしない」
そうボッタスは語った。
「僕は今年の契約を結んでいるんだ。F1でそういうことをするチームはひとつしかないと思うし、僕たちはそうじゃない」
「だから僕としてはプレッシャーはない。僕は物事がどうなっているか分かっている。常にデタラメな噂はあるけど、それもこのスポーツの一部だ」
ボッタスはこれまでの4シーズン、メルセデスのコンストラクターズチャンピオン獲得に貢献し、過去2年間はランキング2位を獲得している。
2021年はパフォーマンスの面でレッドブルに追いつかれた感のあるメルセデス。シーズンを通じて、2チームが激しい戦いを繰り広げると予想されている。
ボッタスは、レッドブルとの接近戦が自分の価値をメルセデスに示すチャンスになるかどうか訊かれ、次のように語った。
「もし僕らが明確に一歩先を行っていて、ドライバー間のギャップが大きくても、良い結果を出すことはできると思う」
「でも今年は、少しでもペースが上がらないと簡単にひとつかふたつポジションを落としてしまうんだ。それがあるべき姿だと思う」
「自分の仕事を精一杯やることを目標にすれば、それが目に見える形で現れて噂も収まると思う。だからそれには同意するし、良いことだと思う」
ボッタスは開幕戦と第3戦で3位となったが、第2戦エミリア・ロマーニャGPでは9番手争い中にラッセルと接触。大クラッシュし、リタイアに終わっている。
ハミルトンとのポイント差がすでに開いているにもかかわらず、ボッタスはタイトル争いでチームメイトに戦いを挑む可能性について、リラックスした姿勢を崩さなかった。
「まだ20レース残っていて、膨大な量のポイントを獲得できる。僕は今年の目標を絶対に諦めない」
「努力は報われると信じているので、これからも努力を続け、信じ続ける。結果は必ずついてくるし、報われると思っている」
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