メルセデス困惑、F1アゼルバイジャンGP初日に大失速! ハミルトン「なぜこんな所にいるのか分からない」
メルセデス勢は、アゼルバイジャンGPの初日をふたり揃って低調な順位で終えた。これについてバルテリ・ボッタスは、「根本的に間違った」何かがあったのではないかと考えている。
写真:: Mark Sutton / Motorsport Images
F1アゼルバイジャンGPの初日、メルセデスは低調な走り出しとなった。FP1ではルイス・ハミルトンが7番手、バルテリ・ボッタスが10番手となったが、FP2ではさらにその順位が低下し、ハミルトン11番手、ボッタス16番手……ボッタスの後方にはハースとウイリアムズ勢しかいないという状態だった。
この結果についてボッタスは、何か根本的に間違ったモノがあるのではないかと考えている。
メルセデスのふたりは、共にドライビングが難しかったわけではなかったと口を揃える。しかし、単純に速さが足りなかった……非常に厄介な状況に陥っている可能性を匂わせる。
「今日はとても、とても難しかったし、明らかにペースが足りなかった」
そうボッタスは語る。
「全体的なグリップが足りなかったように感じる」
「バランスは、それほど理想からかけ離れたモノではない。マシンは予測できないところもあるが、ただグリップがなく、滑りやすい感じなんだ。だから……今日は長い夜になりそうだ」
ただFP2のロングランを見ると、それほど悪くないように見える。ロングランよりも、1周のアタックラップに問題があるのかと尋ねられたボッタスは、次のように語った。
「ロングランは、わずかに良いかもしれない。でも、ペースが足りないのは確かだ。だから根本的に何かが間違っていると思う。僕らはその理由を理解する必要がある」
チームメイトのハミルトンは、ドライビング中にはそれほど酷く感じなかったにも関わらず、メルセデスがこれほどまでに遅いことについて、当惑していると語った。
「クリーンな状況で、必要なだけの周回をこなした。ミスもほとんどなかった。FP1では1回ロックアップしてしまったけどね」
ハミルトンはそう1日の走行を振り返った。
「一般的には、うまくドライブできていると感じていたし、FP1の方がマシンのフィーリングは良かった。でも、FP2ではこれ以上のタイムを出せなかった」
「だから、僕らは間違いなく、かなりのモノを失っていると思う。誰もが頭を悩ませているし、データを調べ、改善するための方法を見つけようとしていると思う。ロングランは良かったけどね」
ハミルトンは、さらに次のように続けた。
「僕は攻めていたけど、限界だった。マシンも限界だったし、もっと速く走らなきゃいけない場所もあった……でも、それができるグリップがなかったんだ。そのことについて、解決しなきゃいけない」
「あるコースで良いペースを手にしていた時、その他の場所でトップ10に入るというのは、簡単なことじゃない。でも、なぜ僕らがこんなところにいるのか、よく分からないんだ」
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