アルピーヌF1が2022年育成ドライバーを発表。F2注目のドゥーハンらがラインアップ
アルピーヌは、2022年シーズンのアルピーヌ・アカデミーに所属する4人のドライバーを発表した。
写真:: Formula Motorsport Ltd
アルピーヌは、自社のドライバー育成プログラム『アルピーヌ・アカデミー』のラインアップを発表。2022年は4人のドライバーが所属することとなった。
FIA F2からは、ルーキーふたりが新たにアルピーヌファミリーに加わった。ひとりはジャック・ドゥーハン。昨年のFIA F3でランキング2位に入ったドゥーハンは、F2の終盤戦にもMPモータースポーツからスポット参戦。アブダビ戦では予選2番手タイムを記録するなど、鮮烈なインパクトを残した。今季は佐藤万璃音のチームメイトとしてヴィルトゥオーシ・レーシングからF2にフル参戦する。
ドゥーハンは、同郷のオスカー・ピアストリの跡を追う形でアルピーヌ育成入りを果たした。ピアストリは昨年F2でタイトルを獲得し、今季はアルピーヌF1のリザーブドライバーを務める。
F2からはもうひとり、オリー・コールドウェルも加入した。コールドウェルは昨年のF3でランキング8位となり、シーズン終盤戦はドゥーハンと同じくF2にもカンポスから参戦。今季は同チームからのF2フル参戦が決まっている。
また、昨年からアカデミーに所属しているヴィクトル・マルタンスとカイオ・コレは残留が決定。共にF3への継続参戦が決まっている。
マルタンスとコレは昨年、共にMPモータースポーツからF3デビューを果たした。マルタンスは1勝を挙げてランキング5位、コレは最高位3位を2回記録してランキング9位だった。今季はマルタンスがARTグランプリに移籍、コレは残留となる。
なお、昨年までアカデミーに所属していた周冠宇とクリスチャン・ルンガーは、共に構想から外れることとなった。周は今季アルファロメオからのF1デビューが決まっており、ルンガーはレイホール・レターマン・ラニガン・レーシングからインディカーに挑戦する。
アルピーヌCEOのローレン・ロッシは、今回の発表に際して次のようにコメントした。
「アルピーヌ・アカデミーは、我々がF1での目標を実現する上で非常に価値のあるものだ」
「我々はF1ドライバーのラインアップを充実させるために、次世代のレーシングドライバーを発掘することに情熱を注いでいる。2016年にスタートしたこのプログラムだが、昨年はこれまでで最も成功したシーズンとなり、その強さが増しているのを見るのは、とてもエキサイティングなことだ」
「2021年の卒業生のうち、オスカーはチームの公式リザーブドライバーとしてF1プログラムに参加し、今年はエステバン(オコン)、フェルナンド(アロンソ)とともに重要な役割を担っている」
「また、F1パドックやインディカーを見渡せば、新たにふたりのアカデミー卒業生が送り込まれたことが分かる。これは当プログラムがレベルの高い選手権に対応できるようなものになっていることを証明するものだ」
「今年に限ったことではないが、我々はアカデミーに大きな期待を寄せている。ジャックとオリーというふたりの新ドライバーを迎え、カイオとヴィクトルというF3残留組のラインアップに加えた。それぞれが個性と才能を発揮し、今シーズン、ドライバーたちが個人として、またグループとしてどのように成長していくのか楽しみだ」
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