アルファタウリ、今季初の無得点。ガスリーはギヤボックストラブル
アルファタウリ・ホンダは、2020年F1第3戦ハンガリーGPで、ダニール・クビアトが12位、ピエール・ガスリーがギヤボックストラブルによるリタイアに終わり、無得点だった。
写真:: Glenn Dunbar / Motorsport Images
2020年のF1第3戦ハンガリーGPは、アルファタウリ・ホンダにとって厳しいレースになった。ダニール・クビアトは完走を果たしたものの12位止まり、チームメイトのピエール・ガスリーは、ギヤボックストラブルのためにリタイアに終わった。これでチームは、今季初めての無得点に終わった。
ただクビアトは、ピットストップさえうまくいけば、入賞の可能性も十分にあったと考えている。
「今日のレースペースには満足していた。1周目の段階で、すでに何台かのマシンを抜いたんだ。そして、適切なタイミングでスリックに交換するという、完璧な判断をした」
クビアトはそう語ったが、コースに戻った際には、抜いたはずのマシンが前に複数台いる状態だったという。
「ピットストップを終えた後、1周目に追い越したはずのマシンの後ろになってしまった。今日は入賞圏内でフィニッシュできる可能性があったから、12位では満足できない。レースを見直して、原因をよく理解しなきゃいけない」
「僕はまだ、エンジニアと共にマシンを理解することに取り組んでいる段階だ。過去3レースで、多くのことを学んだ。1周1周が重要であり、シルバーストンでは僕のドライビングスタイルにもう少しマシンを合わせるために、様々な解決策を試すことになる」
一方、チームメイトのガスリーは、週末通してトラブルに見舞われた。金曜日のFP1では、PUのデータに異常が見られたということで、その調査のために走行することができなかった。土曜日にも再びPUにトラブルが発生し、Q3に進出したもののアタックには出ることができず、PUの全コンポーネントを交換することになった。
そして最終的には、前述の通り決勝レースでギヤボックストラブルに見舞われ、レースを終えることになった。
「僕らにとっては、非常に困難な週末だった。どういうわけか、僕はあちこちに問題を抱えて、ずっと苦しめられていた。今日はドライブトレインに問題があり、レースの序盤からずっとギヤシフトに問題があった。コース上で修正しようとしていたが、それができなかったんだ」
ガスリーはプレスリリースにそうコメントを寄せた。
「マシンをリタイアさせる必要があった。とても残念だけど、今週末は運が悪かっただけだ」
「シルバーストンに向けては、準備をするための日が数日ある。次は、もっと良い週末を過ごしたいと思っている」
テクニカルディレクターのジョディ・エジントンも、「今日は素晴らしい結果ではなかった」と語った。
「ギヤボックスの問題により、ピエールのマシンを早々にリタイアさせる必要があった。ダニールもポイント圏内に進めることはできなかった。どちらもがっかりだ」
クビアト車に採った戦略は間違っていたと、エジントンは語る。
「レーススタート時にインターミディエイトタイヤを履いたのは、当然の選択だった。しかし最初のストップで履いたソフトタイヤは、予想よりも多くのデグラデーションがあった。そのため我々は、ダニールの2回目のストップを、早めなければならなくなり、ハードを装着し、より長く走ることを選んだ」
「雨が降らないという予報に変わったため、残念ながらこの日はポイント争いに戻るチャンスはなく、12位で終了した。全体的に、この週末は様々なポイントで、マシンはある程度のペースを示していた。でも、ハンガリーでは全てをまとめ上げることができなかった。これは、次のレースに向けて、我々が懸命に取り組まなければならない部分だ」
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