ガスリー、今季のパフォーマンスに自信「レッドブルも結果に満足している」
アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーは、今季の自身のパフォーマンスに自信を持っており、レッドブルの首脳陣も、そのパフォーマンスに満足していると明かした。
写真:: Charles Coates / Motorsport Images
アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーが、今季力強い走りを見せている。開幕戦オーストリアGPと第4戦イギリスGPでは7位入賞。無得点に終わった2レースでも、予選Q3に進出してみせた。
ガスリー本人は、チーム名がまだトロロッソだった昨年終盤戦の勢いを、今年まで維持できていると考えているようだ。
「去年の僕は、トロロッソと共にかなり力強い形でシーズンを終えられたと思う。ブラジルだけでなく、シンガポールや鈴鹿、メキシコなど、終盤のほとんどのレースで、力強い結果を手にした。そしてその勢いを、2020年に続けることが重要だったんだ」
ガスリーはそう語る。
「それが、僕たちがやっていることのように感じている。ほぼ毎週末、マシンからポテンシャルの全てを引き出すことができている。もし金曜日に良い形でスタートできなかったとしてもね。チームと共にしてきた仕事については、本当に満足しているんだ。どのセッションでも、一歩ずつ前進できているように感じるし、色んなことが常に改善している。これはチームの努力の結果だ」
「大きな変更をしたとは考えていない。でも、チームとの関係、そしてレースエンジニアとセカンドエンジニアとの仕事は、明らかに良い形になっている。彼らとの仕事は、昨年のスパでスタートした。そして、複数のレースを一緒に戦ってきたから、お互いの理解は深まったと思う。おそらく、それだけだよね」
ガスリーは昨シーズン、レッドブルのドライバーに抜擢された。しかしなかなか思うような結果を残すことができず、シーズン中盤でトロロッソに差し戻されることになった。ただ、ガスリーの後任としてレッドブル入りしたアレクサンダー・アルボンは、特に今季苦しんでおり、昨年のガスリーと同じような状況に置かれているように見える。
もしガスリーが、今のようなパフォーマンスを続けることができれば、レッドブルに呼び戻される可能性もある。これについて尋ねられたガスリーは、次のように語った。
「ヘルムート(マルコ/レッドブルのモータースポーツ・アドバイザー)は、僕のリザルトとパフォーマンスに本当に満足している。それは決勝でも、予選でもね。しかし結局のところ、僕が決められるようなことじゃない。僕のためにできること、僕が今唯一集中していることは、ただ全ての週末に良いパフォーマンスを発揮し、あらゆる可能性を掴み取るということだ」
「それが、僕にとって唯一の目標だ。力強いパフォーマンスを続ける限り、遅かれ早かれ、チャンスが訪れると信じている。それは、その時になったら分かることだ。今は自分の仕事に集中し、自分のベストを尽くすだけだ」
Additional reporting by Alex Kalinauckas and Oleg Karpov
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