角田裕毅、日本GPに向けて意気込みを語る「鈴鹿は何千、何万周と走ったコース。でもF4より40秒速いので、ワクワクしています!」
F1で初めての”母国”日本GPに挑むアルファタウリの角田裕毅が、レッドブル・ジャパン取材のメディアセッションに登場。F1で初めて走る鈴鹿サーキットへの期待感等を語った。
写真:: Motorsport.com / Japan
アルファタウリのピエール・ガスリーと角田裕毅が、F1日本GPを前にメディアセッションに参加。日本GPに向けた意気込みを語った。
日本GPに向けて来日しているガスリーと角田。10月4日(火)はDAZNの番組収録に参加し、5日はスポンサーイベントに参加するなど、来日以来忙しい日々を過ごしている。
そんなふたりは、レッドブル・ジャパンが行なったメディアセッションに登場。日本GPに向けた意気込みなどを語った。
「僕にとっては夢が叶う瞬間でもあります。数年前、2コーナーで観客として見ていた自分が、4年後にこんなにもすぐF1を走れるとは思っていませんでした。昨年開催されなかったのは残念ですし、当時は僕も落ち込みましたが、そのストレスを発散して結果に繋げたいです。応援よろしくお願いします」
そう角田は、日本GPに向けて語った。舞台となる鈴鹿サーキットは角田にとっては鈴鹿サーキット・レーシングスクール(現ホンダ・レーシングスクール鈴鹿)で走り込み、さらにレーシングドライバーとしてのキャリア初期を走ったFIA F2時代にも経験済みの、いわば”故郷”ともいえる場所だ。
「鈴鹿は何千、何万周と走ったコースです。どこにバンプがあるかなど細かい情報を持っています」
とはいえ、F4マシンと比べれば、F1マシンは別格に早い。隔絶の感があると、角田は言う。
「F4では2分8秒くらいだったので、F1では40秒くらい速いと思います。世界が違うはずなのでワクワクしています。レッドブルのシミュレータで走りましたが、まるで3倍速に早送りしたような感覚で、新たな鈴鹿を見られたような気がします」
その”よく知る鈴鹿”について、角田は全てのコーナーが好きだという。そしてオーバーテイクポイントについては、「オーバーテイクしなくて済むように、先頭を走るよ」と語ったチームメイトのガスリーに応じて、次のように語った。
「僕が先頭を走りますから、ピエールは2番手ですよ」
そして角田は続ける。
「1コーナーまでがオーバーテイクポイントですが、シケインへの飛び込みでオーバーテイクするのが好きです。ブレーキングが得意なので、そこでオーバーテイクを決めると気持ちいいです」
なお前述の通り来日以来忙しい日々を過ごすふたりだが、4日の夜には揃ってカラオケに行ったという。その時、ふたりでデュエットする動画が、SNSに投稿されている。
「カラオケはもっと練習したいですね……ピエールと練習して、サンクスデー(11月末に開催予定のHonda Racing THANKS DAY 2022)の時に成果を出したいですね」
「僕はもつ鍋が好きで、帰国してすぐに食べることができました。日本に来たら食べたいもののリストを作っていて、その順に食べることができているので、いいと思います」
「今晩は鈴鹿に行って、松阪牛の焼き肉を食べたいですね」
角田はシンガポールGPを前に、アルファタウリとの契約延長が発表。これによって、心を落ち着けてレースに臨むことができているという。
「来季もアルファタウリで走れるようになり、ホッとしましたし、考えることが一つ減りました。ドライビングに集中できます。まずは落ち着いて残りのレースを終えたいです」
「今年は一発の速さは成長していると思うし、課題はハッキリしています。ガスリーから多くを学んで成長して、来年につなげたいです」
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