予選4番手のアルボン、大事故が起きずに安堵「TVで見てたら楽しめたんだろうけど……」
F1トルコGPの予選で4番手となったアレクサンダー・アルボン(レッドブル)は、難しいコンディションで大クラッシュが起きなかったのはラッキーだったと語った。

ウエットコンディションで予測不可能な予選となったF1第14戦トルコGP。4番手となったアレクサンダー・アルボン(レッドブル)は、もっと良い結果が出せたかもしれないと認めながらも、大事故が起きなかったのはラッキーだったと語った。
レッドブルのアルボンとマックス・フェルスタッペンは、トリッキーなコンディションの中でライバルたちと比べて明らかにアドバンテージを持っているように見えたが、「ストレスの多い午後だった」とアルボンは振り返った。
「みんなが楽しんでいたのは理解できるよ」
そうアルボンはmotorsport.comに語った。
「僕も自分が運転していなければ楽しんでいたと思う。マシンに乗っていたら、TVで見るよりも楽しくなかったと言える。ウエットで6速、7速にシフトチェンジしている時にホイールスピンを起こしたり、アクアプレーニングが起きたりするなんて、あまり楽しくないよ」
「なによりも危険性が高いんだ。今日大きなクラッシュが起きなかったのはラッキーだったと思う」
「僕は難しい天候、コンディションを楽しむ方だ。普通の週末よりも楽しい。でも同時に、それはおそらく、本当に危険な事態への第一歩なんだろう」
アルボンは、予選Q1でスピンしたニコラス・ラティフィ(ウイリアムズ)の車両回収がまだ終了していないにも関わらず、予選Q2が開始されたことにも苦言を呈した。
「あれは非常に良くなかった」
「日没が迫っていたせいで、僕たちは全てを急いでいたんだと思う。でもそれは愚かなことだった。クレーンが動くのをあと5分待つことは出来たと思う」
「誰かが判断ミスをしたに違いない。わざとやっているはずはないからね。つまり、クレーンがまだコース上にいて、ラティフィのマシンを持ち上げていた。そして僕たちはピットレーンで待機していて、コースインを待っていたんだ」
「5分後に合図が出ると予想していたけど、グリーンになったのは1分後だった。僕は『OK、彼らはクレーンを迅速に動かすことができたんだ』と思った。でも、明らかに時間が足りなかったんだ」
アルボンは自身のパフォーマンスについて、予選Q3終盤にインターミディエイトタイヤを履くまでは全てがうまくいっていると感じていたという。
「Q3まではフィーリングが良かった。特にエクストリーム(ウエットタイヤ)はね。だけど、他のマシンと比べてタイヤを機能させるのに苦労した」
「Q3でインターを履いてからは……正直なところ、Q1でインターを履いた時に予想はついていたと思う。インターでタイムを出せたのはレーシングポイントとランド(ノリス)だけだった。僕たちはすぐにピットに入って、ウエットを履かなくてはいけなかった」
「それはQ3の時も同じで、どうしてもタイヤのスイッチを入れられないという問題があったんだ。週末を通してかなり強力だったから、少し残念だ。4番手というのは、ある意味では悪い結果と言えるかもしれない」
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