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フェラーリがレッドブルに敗北したのは、”開発競争”における選択の差? ビノット代表「彼らはマシンの軽量化に集中したのがよかった」

F1の2022年シーズンをコンストラクターズランキング2位で終えたフェラーリは、開発競争でレッドブルに敗北を喫したと考えている。

Max Verstappen, Red Bull Racing RB18, 1st position, Charles Leclerc, Ferrari F1-75, 2nd position, arrive on the grid at the end of the race

写真:: Zak Mauger / Motorsport Images

 フェラーリF1は2022年、レッドブルの後陣を拝し、コンストラクターズランキング2位で終えた。これについてチーム代表のマッティア・ビノットは、開発競争でレッドブルに負けたと考えている。

 今季のフェラーリは、開幕3戦中2戦を制するなど、抜群のシーズンスタートを切った。

 しかしレッドブルは厳しい状況からすぐに立ち直り、パフォーマンスを急速に改善。最終的にはマックス・フェルスタッペンがシーズン15勝を挙げる活躍を見せてシーズンを席巻し、2年連続のドライバーズタイトルを獲得した。またチームも2013年以来8年ぶりとなるコンストラクターズタイトルを獲得。悲願のダブルタイトル獲得を達成してみせた。

 フェラーリのビノット代表は、注力した改善すべき領域が違ったことが、レッドブルとの差を生んだと考えている。ビノット曰く、レッドブルはマシンの軽量化に注力したものの、フェラーリはより複雑なエアロダイナミクスの進歩に集中したため、実際のパフォーマンスに繋がりにくかったというのだ。

「いくつかの要因があったと思う」

 レッドブルに敗北した理由について尋ねられたビノット代表は、motorsport.comに対してそう語った。

「まず開発に関して言えば、レッドブルにはマシンの軽量化という明確な道筋があったと思う。それは、我々には当てはまらなかった」

「彼らは、マシンから本来のパフォーマンスを引き出すために何に取り組まなければいけないかということを理解していた。我々としては、空力開発を通じて、コンセプトとエアロダイナミクスという観点から、マシンを改善しようとしていた。より複雑だったんだ」

「また振り返ってみると、我々が行なった開発は確かに十分ではなかったと思う。そして選択という観点だけではなく、予算上の理由からも、我々は非常に早い段階で開発を中止した。しかし、見直さなければならないこともいくつかある」

 ビノット代表は先日、予算上限に達してしまったために、2022年マシンの開発を早々にストップしなければならなかったと明かした。その後は2023年用マシンの開発に主眼を置いたが、そのリソースの配分が正しかったかどうかは、来季になってみなければ分からないと、ビノット代表は語る。

「2022年から2023年へ向けた優先順位という点で、今季の開発を早々に中止したのは正しい選択だったのだろうか? それは現時点では分からない」

 そうビノット代表は言う。

「何が正しい選択で、何が間違っていたのかを教えてくれるのは、2023年だけだと思う。それよりも、もしかしたら我々がやった中で、もっと良くもっと適切にクルマを開発できたことがあるかもしれない。そのあたりは、これから見直していかなければならない」

「しかし差がついた主な理由は、レッドブルが開発の道筋を明確につけたことだと思う。それが軽量化だ。マシンからパフォーマンスを引き出す手法としては、より単純だったと思う」

 ビノット代表はレッドブルに大敗したことを残念に思いつつも、シーズンを通じてトップ争いを続けられたことには励まされたと語る。

「我々にとって重要だったのは、競争力を取り戻すことだった。それが、我々の本当の目標だった」

 そうビノット代表は言う。

「私としては、22戦目で良いポジションを争えたというのは、最高の結果だ。我々はシーズンの序盤だけでなく、シーズン中ずっと競争力を持っていたんだ」

「そんなことは誰も予想していなかっただろう。しかし我々はシーズン中はもちろん、最後まで戦い続けることができた」

「確かに浮き沈みはあった。うまくいかなかったレースもあった。それは見直さなければいけない。しかしドライバーズランキングとコンストラクターズランキングで共に2位になったこと以上に重要だったのは、22戦目でもまだ良いポジションを争えたということだ」

 
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