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F1 サクヒールGP

九死に一生のグロージャン、救護スタッフにお礼「僕の命を救ってくれて、ありがとう」

F1バーレーンGPで大クラッシュし、九死に一生を得たハースのロマン・グロージャン。彼は事故からわずか4日後に再びサーキットに現れると、火事の対応にあたったスタッフに感謝の言葉を贈った。

Romain Grosjean, Haas F1 with Marion Grosjean meet the staff who helped him in his crash at last Grand Prix

 F1第15戦バーレーンGPで、マシンが真っ二つに分断され燃え上がる大事故を経験したハースのロマン・グロージャン。彼は再びサーキットを訪れ、クラッシュに対応したマーシャルや消火スタッフに感謝の言葉を伝えた。

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 バーレーン・インターナショナル・サーキットで行なわれたF1第15戦では、オープニングラップのターン3でグロージャンがダニール・クビアト(アルファタウリ)と接触し、ガードレールのバリアに衝突しマシンが大炎上する大クラッシュが発生した。

 グロージャンは自力でコックピットから抜け出して事なきを得たが、両手に火傷を負い、第16戦サクヒールGPは欠場となった。

 そのグロージャンは2日(水)に退院すると、その後サーキットに姿を表した。彼はメディカルカードライバーのアラン・ファン・デル・メルヴェや、メディカルデリゲートのイアン・ロバーツと面会。さらにレースディレクターのマイケル・マシには「あのバリアを変えてくれて嬉しいよ!(バーレーンGPを前にバリアに改善が加えられている)」と冗談も飛ばしていた。

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 そしてグロージャンはマーシャルを務める人々にも感謝を示し、さらに消火にあたったスタッフ2名にも面会。彼らは民間防衛組織のメンバーであり、火事への対応で“異例の昇進”をしたという。

「ビデオであなたたちの対応や、車内での気遣いを見たんだ……僕の命を救ってくれてありがとう」と、彼らの救助活動への感謝を延べていた。

 また、怪我の状況についてもグロージャンはコメント。火傷以外の打撲等を多数負っている状況だという。

「体の左側全体を打ち付けたんだ。左足首は捻挫してしまって、膝も打った。左肩、お尻の左側、左腕にも打撲がある。左半身はどこにも無傷の場所がないようだと思えるよ。手はひどく焼けているだけじゃなくて、親指は捻挫しているね」

「力は込められるし、いろいろと動かすこともできる。拳も握れるよ。ただまだ小指にはさわれないんだ。炎症を起こしていて、凄く包帯が巻かれているのもあるしね」

 またグロージャンは左足首に捻挫を負っているというが、これは燃えるマシンから脱出する際に負ってしまったものだという。ブーツがブレーキペダルとの間に挟まってしまっていたようで、引き抜く際にひねってしまったという。

 なお今季最終戦のアブダビGPでの復帰に関しては、グロージャンはこう語った。

「マシンに戻れるかどうかを確認する必要がある。僕はどう感じるのか、僕はまだそれが可能なのかどうかを確かめることが必要だ」

 

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