グロージャン、リスクを冒して復帰はしないと語る「鍵を握るのは左手の状態」
ロマン・グロージャンは、アブダビでのF1最終戦で復帰できるかどうかの鍵を握っているのは左手の状態だと語った。
写真:: Mark Sutton / Motorsport Images
F1第15戦バーレーンGPのオープニングラップで発生した大クラッシュにより、火傷を負ったロマン・グロージャン(ハース)。彼は2日(水)にバーレーンの病院から退院したグロージャンは今後数日間、最終戦アブダビGPでの復帰を目指し、手の火傷を治すために出来る限りのことをすると語った。
彼は、最終的にマシンをドライブできるかどうかを左右するのは、左手の腫れの状況だと話している。
「もし来週、左手が機能しなくて、やるべきことが全てできなくなったら、リスクを冒して運転することはしないよ」
グロージャンはフランスのメディアにそう語った。
「でも僕はできる限り休んで、医師の勧めに従って治療している」
「まず、今はとても腫れているので、腫れが少なくなる必要がある。クラッシュの際に(左手の)親指の靭帯に衝撃を受けたのかもしれない」
グロージャンは事故の際、衝撃を受けたのは身体の左側だったと説明した。
「左サイド全体がやられたんだ。左足首を捻挫して、左膝もぶつけた。左肩や左臀部、左前腕にアザがあるんだ」
「左手もその影響を受けたと思う。左手の方が火傷が酷いだけでなく、親指も少し捻挫している」
「力は入るし、色々と動かせる。拳を閉じることも出来る。でもまだ指に触れることはできない。炎症を起こしているし、包帯を巻いているから今は触れないんだ」
グロージャンはまた、左足首を捻挫している。彼はマシンから脱出した際、ブーツが脱げてしまっていたが、ブレーキペダルの後ろにブーツが引っかかってしまったようだ。
「実際には(脚の捻挫は)大したこと無い。氷で冷やすだけだ。すでに2日経っているから、来週には確実に良くなっているだろう。左足の心配は全くない。本当に心配なのは左手だけだ」
グロージャンは退院後すぐに妻に電話をし、まっすぐ家に帰るのではなく、アブダビに行くことを伝えたと明かした。
「今日(2日)のお昼前に、左足は痛みもなく歩けるようになったんだ」
「これも良い方向への小さな一歩だ。左手はあまり良い感じには見えないけどね。痛みは何とかできる。痛み止めを飲んでいるけど、これ以上に強いモノは無いんだ」
「(退院して)最初に電話をかけたのはマリオン(ジョレス/彼の妻)で、彼女は僕の父と、子どもたちと一緒に居た」
「そして僕は彼らに『僕はアブダビに行く。申し訳ないけど、自分のために必要なことなんだ』と伝えた」
「クルマに戻れるかどうか、何を感じるか、どんな風になるのか、そしてまだやれるのかどうかを知りたい」
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