F1デビューが叶ったミック・シューマッハー「ハース、フェラーリ、両親……皆のおかげ」
ハースからのF1デビューが決まったミック・シューマッハーは、自身を支えてくれた人たちのおかげでここまで来れたと感謝の言葉を述べた。
写真:: Mark Sutton / Motorsport Images
ハースは12月2日(水)、ミック・シューマッハーを2021年シーズンのドライバーとして起用することを発表。チームメイトはニキータ・マゼピンで、ふたり共複数年契約を締結した。
2021年、F1に“シューマッハー”の名前が帰ってくることとなった。ミック・シューマッハーの父と言えば、かつてベネトンやフェラーリなどで活躍し、史上最多7度のF1ドライバーズチャンピオンに輝いたミハエル・シューマッハーだ。
ミック・シューマッハーは2015年にドイツのADAC F4で4輪レースデビューを果たした。翌年同カテゴリーでランキング2位となって2017年からユーロF3にステップアップすると、2年目の2018年にチャンピオンを獲得。2019年からFIA F2に昇格し、2年目の今季は最終ラウンドを残してポイントリーダーにつけるなど、“2年目に結果を残す”スタイルで着実にF1への階段を登ってきた。
ハースの発表によると、ミック・シューマッハーは最終戦アブダビGPのフリー走行1回目に出走してVF-20を初ドライブ。そして同GP終了後に行なわれる若手ドライバーテストに参加する予定のようだ。
今回の発表に際し、ハースのギュンター・シュタイナー代表は次のようにコメントした。
「ミック・シューマッハーを来季のドライバーラインアップに加えられたことをとても嬉しく思っている」
「F2選手権は長い間、才能あるドライバーたちが(F1で戦う)資格を証明する場として機能してきたが、今年のドライバーはここ数年でも特に競争力が高い。ミックはその中でレースに勝ち、表彰台を何度も獲得し、才能あるドライバーたちを上回ってきた」
「私は彼が自身のパフォーマンスによってF1へと昇格するチャンスを得たと信じている。我々がチームとして新しいドライバーを評価し、育成する機会が目の前にある」
「我々はチームを長期的に成長させるための基礎を手にした。ミックがコース内外でチームに貢献してくれることを期待している」
またミック・シューマッハーは、これまで自分をサポートしてくれた両親やフェラーリらへの感謝を口にした。
「来年のF1グリッドにつけるという見通しは、僕をとんでもなく幸せな気持ちにしてくれるし、言葉が見つからない」
そうミック・シューマッハーは語った。
「僕を信頼してくれたハースF1チーム、スクーデリア・フェラーリ、そしてフェラーリ・ドライバー・アカデミーに感謝したい。そして両親にも感謝したいし、愛を伝えたい。彼らみんなのおかげだ。僕はF1という夢を実現すると常に信じてきた」
「キャリアを通して僕を応援してくれた素晴らしいモータースポーツファンの皆さんにもとても感謝している。いつものように全力を尽くすし、ハースと一緒にこの旅路をスタートさせられることを楽しみにしている」
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